衰えを食い止める

 1月19日の京都6Rは競馬ファンにとって重要な出来事だった。
 勝った馬の名前はアドマイヤビルゴ、鞍上は武豊Jだった。 
 アドマイヤと武豊といえば長年の確執が続き絶縁状態が続いていただけに感慨深いものがあった。
 思えばアドマイヤと訣別してからの武豊Jは2010年の毎日杯でのザタイキの故障による落馬事故があり、復帰を焦りすぎ半ば強引にターフに戻り完全に馬を制御だきなくなっていた。この時本人41歳、限界を感じた人も少なくなかったろう。しかし自分の身体を1からつくり直し、積極的な騎乗が増えた事で昨年は4年ぶりに年間100勝越えを達成した。50を過ぎ新たなピークが到来したかのようだ。
 種目は違うが、この武豊Jの復活における身体のメカニズムなりを野球選手にも活かせないものだろうか?一般的に武豊Jが落馬した年齢で働き盛りになってる選手は野手で5%、投手では2%になっている。
昔よりか選手の平均寿命が延びたとはいえ、ここをどうにかしない限り、見方によってはただしがみついている風にしか見られなくなってしまう。
 今季我が西武ライオンズは若手の飛躍が投打ともに大事になってくるが、それを実行するには松坂はじめベテランの頑張りがないと若手を試す事ができなくなってしまう。武豊Jの更なる進化はベテラン選手のポテンシャルをあげる重要なヒントが隠されていると思われる。

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