速くないからこそ

 昨日15日、東京ヤクルトスワローズ打線に対し、與座海人投手が4回を75球、4安打、1失点という成績で終えた。
 坂口、青木、村上、雄平など左の好打者が揃ってた昨日はアンダースローの與座にとって自分の力を測るのにもってこいの相手だったと思う。
 結果としてはシーズンにそれなりの計算がたつものだったと思われる。解説の鈴木健氏がポイントとして「球が速くないからこそ変化球ばかりだと目が慣れてしまうからストレートの使い方が大事」「ストライクを先行させるイメージはいいが、カウントを揃えすぎてしまう事は避けられたい」この2点をあげていた。
例えば1回山田哲人に対しては坂口に変化球一辺倒で二塁打された後に速い球を続ける事で三振を奪い、4番の村上にはその前の同じ左の坂口、青木に初球緩い球から入ったのとは逆にストレートでカウントをとり、主導権を握る事に成功した。
 反対にストライクを取りにカウントを置きにいった3回は山田哲人、青木に連打を浴び失点をしてしまった。しかし、昨日は好成績の裏にハッキリとした課題とどこをウイニングポイントにしたらいいのかより明確になったのではないか。

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