野球が大好き

 5月20日の朝日新聞の記事に心温まるものがあった。岡山県の和気閑谷高校の野球部が地元のグラブ職人の協力を得て身体障害者専用のグラブをプロデュースした。
 きっかけは2年前の西日本豪雨で身体障害者野球チーム「岡山桃太郎」の活動力場所が無くなってしまい練習場所の提供を始めたことで、その時に左手首から先がない選手の事を見て、もっといいグラブはないか?と思ったのがそれだった。
 今障害者野球は全国で37チームあり、競技人口は約950名いる。

障害の種別は各々で独自のルールがあるが、共通しているのは野球を楽しんでいる、という事だろう。その姿が閑谷高校野球部の心を動かしたのだろう。
 更にいうとこの「桃太郎」には閑谷高校野球部のOBが在籍していたりする。そして同校は今年のセンバツの出場が決まっていて甲子園初勝利を目指していた。
 甲子園の土は踏めなかったが、こうして様々な社会貢献をすることによって野球と繋がれる事は彼らにとって甲子園とは違った意味で貴重な経験になったと思われる。
 将来的には健常者も障害者も一同に介した大会がおこなわれたら面白いと思う。

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