悠長に構えていたらあっという間

 これは12球団のチーム別のBsRランキングだ。この表を見るだけでも埼玉西武ライオンズがいかに走塁を攻撃の主軸に置いているかが分かる。しかし、この武器を生かすためにはとにもかくにも塁に出なければ話が始まらない。
 現在ライオンズの1番には新戦力スパンジェンバーグ選手が座っているが、3試合を終えたところで14打数1安打の打率071と不振に喘いでいる。特に打数の6割近くのアウトを三振で取られているのはいただけなく、また初球から簡単に手を出してしまう事で相手バッテリーに主導権を握られてしまっている。
https://sinndar.muragon.com/entry/1749.html
Twitter上でお世話になっているsinndarさんはご自身のブログ内で、1番打者に関しては今は誰、みたいに固定せず、複数の選手の中から状況、調子に応じた適用をすべき、という事を述べていた。
この意見には概ね賛成だ。しかし今年は120試合しかないので、ベストに近いベターな状況を早急に見つけなければならない。
その上でやはり1番打者には高い出塁率、高い走塁能力、得点能力、そして三振の少なさが上げられる。

ここには1番打者候補の3人(源田、外崎、金子)の名前が出ている。BsRに関してはやはり足のある3人だけあって遜色ない差だ。出塁率に関しては外崎選手が0.353に対しネコゲンが各々0.324と若干外崎選手に分がある。また得点数が外崎選手96点、源田選手90点に対し、金子選手は60点と数字が落ちる。そして1番打者にとって大事な三振数は源田選手67、金子選手81、外崎選手132となっている。
この数字で見る限りでは出塁率を外崎選手位にあげれば、三振数の少なさから源田選手が3人の中ではベターな選択になる。
またsinndarさんがあげていた栗山選手は出塁率0.333、三振数100だった。
とにもかくにも攻撃の起点になる1番打者の問題を先送りにしたらあっという間にシーズンが終わる。

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