ボカコレ2024冬雑感「歌と歌詞…」 ーおっさんボカコレ参戦記④ー
ボカコレ2024冬なるイベントに参加しました。
集計期間は終わっていますが、よろしければ聴いてやってください。
↓↓こちらをクリックしてください(ニコニコ動画に飛びます)↓↓
https://www.nicovideo.jp/watch/sm43415835?ref=garage_share_other
ボカロ(知声)さんの歌以外、演奏、MIX、画、動画…などやっております。
今回からは自分の作品クオリティを棚の上空2万メートルに放り投げ、音楽オタおっさんの迷惑系レビューとしてボカコレ作品の感想などを書いていこうと思います。
■歌と歌詞を軽視している作品が多い
皆さんの作品を聴いてて曲やトラックは本当に凄いです。
ビビるくらいにレベルが高い…
昔はこの手のコンテストなんて「プリセットのループを切り貼りしただけ」みたいな、作品の体を成していないものが半分以上てなイメージだったのですが、「悪い」と感じるようなトラックがほぼ無いことに驚きます。
もっともこれは…どれだけ作りこんでも全てを台無しにする「ボーカルが壊滅的に下手」ということが物理的に無い、というのも大きい気はしますがw
てなわけで、曲やトラックに関してはおっちゃん言うことなんぞ無いんだけど…
一方で…
ホント『歌詞』大切にしようよ…と…
はっきり言ってシンドイものが多い…
歌詞ってギターやドラムと同じか、それ以上に『技術』の世界なんですよ。それを理解してないと感じる作品は良い悪い以前に耳から入ってきません…
こういう歌詞を聴かされるのは『チューニングもコードも知らない人が、ギュワギュワとギターをデタラメに鳴らしてる』の聴かされてるのと同じです。
10秒位なら面白がって見てられても4分は耐えられないでしょ??
「思ったことをストレートに書けばいい」てのは『大正解』であり『大間違い』という…
これ真面目な話、10代の若い方とかは、おばあちゃんが毎週楽しみにしている(かもしれない)『プレバト』の俳句がマジで勉強になります!!
出てくる俳句を自分なりに感想や点数を考え、おばちゃん先生の解説をきくのは気軽で非常に良いトレーニングになると思います。
あと初心者の方は「これチェックしとくだけで、音源の印象がグッと変わる」ポイントをあげておきます。
これは別にボカロとか関係なく、大昔から言われてる「基本のキ」となります。
■ボーカルの音量『超デカすぎ』位で丁度いい
初心者がひとり作業でやった時に一番ハマる罠がコレです。
制作者は、当然ながらそのメロディや歌詞を良く知っているために… 音量バランスが小さめでも良く(大きく)聴こえてしまいます
さらにそこに「このバッキングのギター、こだわったから聴かせたい」みたいな邪念も加わるw
結果、初見リスナーには「歌ちっちゃくね?」なるという。
自分の感覚的には…「超デカ過ぎ」位で多分ちょうどいいと思います。
こだわったギターやシンセの音色も一旦忘れましょうw
歌もののヒット曲を聴くと「ボーカルとキックしか聴こえない」みたいな時がありますが、ある意味それは正解だったりします。
■動画の歌詞を見ない状態で、初めて聴く人にどれだけ歌詞が分かるかの確認
作品を聴いてて、とにかく気になるのがこれ…
流し聴いた時に歌詞がほとんど聴き取れない作品が多すぎました。
デスメタルやコアのように「あえて聴こえなくてOK」な音楽性でもない限り、初見歌詞カード無しで聴いて6割くらいの歌詞が理解出来ないと途中で飛ばします
最低限、曲の冒頭とサビのキーフレーズは流し聴きでも入ってこないと足を止めないと思います。
そもそもミスチルやヒゲダンのように、多くのファンがヨダレを垂らして新譜を待ち望んでたのなら別ですが… 残念ながら…みんな…
そんなに真剣にアナタの作品を聴きません
リスナーの視聴環境を「腰据えてPC前に座って、動画見ながらコーヒー片手に…」とか思ってるなら、子持ちオッサンの日常をナメるな、と笑
僕も仕事や通勤、ランのお供、もしくは寝る前に布団の中でイヤホンで聴くのがメインです 音量もそんなに上げられません んで多くの人がこんな感じだと思います。
その環境の中で「言葉」がどう伝わるかを必ずチェックしましょう
モニタースピーカーやヘッドホンの音だけでOKを出すのは絶対NGです。
というかおそらく今売れているヒット曲のほとんどは確実にAirPodsを軸に、その下の汎用イヤホンも意識してチューニングしているはずです。
■音楽経験者じゃない知り合いに聞かせよう
上記注意点の確認・対策は別に難しいことじゃなくてですね…
ある程度の状態まで出来たら、音楽制作や楽器をやってない「Adoと YOASOBI、米津玄師が好きです」位の知り合いに聴いてもらい感想を言ってもらいましょう。
これが一番確実です。
普通の音楽ファンは上記ヒットメイカーが作った超一流の音しか聴いていないので、ある意味経験者よりずっとシビアな側面もあります。
ちなみにこういったポイントを意識して上がっている曲を聴いていくと、やはりある程度再生数がある上位の人は当たり前のようにケアされているポイントだったりします。
せっかく作った大事な作品なので、細かいところまでしっかりケアしましょう、というお話でした
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