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趣味が部屋を作る。部屋が趣味を作る

あなたの友人にもいるだろう。趣味が高じて、ひと部屋すべてを「ホビールーム」にしてしまった人が。部屋に招かれると、コレクションがずらりと並んでいる。ほめると、嬉しそう。そう、礼儀ですよ。ともかく、彼あるいは彼女には、「すごいな」とか「かわいい」を連発しよう。家族全体で応援していることもあるし、「まあ、しょうがないか」としぶしぶ受け入れていることもある。ひとまず、趣味に打ち込んでいる友人を喜ばしておこう。あんなに生き生きとしているのだから…。

いずれにしても、趣味の部屋を持てるだけの空間があることは幸せなこと。それに家族円満の源でもある。たとえケンカをしても、その部屋に少しこもっていれば、やがてニコニコして表れるわけだし。家族としては、安心である。

住めば都77-2

住まいによって、新しい趣味が始まることもある。例えば、窓からの風景があまりに良いので、絵を描きたくなる。そんなこともあるだろう。「南に向いていて、アトリエにしては光が入りすぎるけれど、居心地が良いので暇なときは、キャンバスに向かうんです」。

この人は、ラッキーである。打ち込めるものを見つけたのだから…。住めば都も遷都する。趣味のために新しい住まいに引っ越すのは意欲的。そして、住んだ家に刺激されて何かを始めるのも、これもまた素晴らしいと思う。


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