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48 複数のピンポイントで考える

 ネット検索をすれば、たいがいの疑問は解決します。もちろん、一回の検索でピッタリの回答に出会えないことはありますが、色々とキーワードを組み合わせていけば、かなりの確率でそのものズバリの説明に到達できます。

これは、いわばピンポイントの思考。明日が締め切りのレポートを書くときには、ひとまず形にはなります。が、弱点は広がりのないこと。そのレポートについて、少し突っ込んだ質問をされると、答えられなくなってしまう。  
アナログ的に「じわじわ」と対象を絞っていったのに対して、デジタルは、「ぱしっ」と、目的にたどり着けます。手っ取り早い。では、先に触れた「広がり」がないという弱点をどう扱えばいいでしょうか。

調べることにも、レイヤー(層)があると考えてみたらどうかしら。文京区にある坂を知りたいとは、「文京区 坂」と検索するはず。加えて、「文京区 標高」「文京区 地盤」「文京区 武蔵野台地」「東大 標高」「23区の特徴」「作家 坂道」…などと、視点を変えてみるのです。

複数のレイヤーで、ピンポイントに繋がる。これは実生活では、すでに行っていること。人間関係において、各種のSNSなどで連絡手段を変えながら、「知人の層」「親友の層」「ご近所の友達」「学校や勤め先の気心知れた層」「いやいやだけど友達付き合いの層」など、レイヤーがありますよね。
考える際の情報収集も、レイヤー発想をしながら、ピンポイントで攻めるというのが生産的なようです。


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