【三菱ふそうエアロエース(BKG MS96JP)】バス運転手のバスレビュー

◎三菱ふそうエアロエースのバスレビューをしました。
三菱ふそうのエアロシリーズは本当に乗りやすくて、多くの
バス運転手には定評があると思います。
お客様にとっても乗っていて、気持ちが良いのは三菱ふそうの
エアロシリーズだと思っております。
それは何故かと言いますと、三菱ふそう製のバスの多くが、
サスペンションが非常に丈夫であるという点ですね。
要は足廻りが強く丈夫ってことです。

古くはMS7系の初代エアロバスからインディペンデント・サスペンション
(independent suspension)が付いていて、足廻りにはかなり力を
入れていました。
(インディペンデント・サスペンションとは独立懸架方式。
左右の車輪が独自に振動できる構造の車軸の取り付け方法)

もちろんこれはあくまで総合的に見ての話です。
他のメーカー製のバスが丸っきりダメって訳ではないです。

で、エアロエースはエアロシリーズでは3代目となりますが、
発売から今年で12年となっていますので、そろそろフルモデルチェンジ
かな~なんて個人的には思いますが、元々が出た当時から物凄く
斬新なデザインでしたので、今日に至っても全然時代遅れ的な
感じは微塵も感じません。普通に今でも近代的なボディです。

ちなみに前モデルの2代目エアロバスが15年も続いた
ロングセラーモデルでした。
この型も発売したときは平成4年(1992年)でして、デビューしたときの
衝撃度は高かったですね!当時としては凄い斬新なデザインで
時代を先取りしていたスタイルだったと思います。

最近では日野自動車やいすゞ自動車のバスもカッコいいですけどね!!


エアロエースの走行性能はかなり良いですね。
この型の場合はエンジンが6M70型で、まだダイムラー車の手が
入っていないエンジンですね。
この後に6R10型というエンジンが出て、これがダイムラー車の手が
入ったエンジンです。
僕の感覚では6M70型の方がエンジンレスポンスが良いような気が
しますね~。ま、6R10型が悪いわけではないのですが、そう感じますね。

むろんこれらは直6エンジンなので、全モデルのエアロバスのV8エンジンの
方が、大排気量のおかげもあって、トルクフルな走りをしています。
どうしても直6エンジンですと、V8エンジンに比べて低速トルクや
馬力が弱めですよね。数値上は高トルク&高出力なんですけどね。
こういうのはホント実際に運転してみないと分からないことですね。

でも全体的に見てエアロエースは、とても素晴らしい大型バスだと
思います。

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