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リノベの仕様書(ゼロからコンバージョンVer)

過去のリノベネタは、それなりにあるのですが、今回は間取りをゼロから作っていったパターンを紹介してみます。

リノベ…とは言っても、私がメインで扱うのは「レジもの」といわれる一棟アパート、一棟マンション。

大部分は、既存のお部屋を可能な範囲で活かして、小洒落たアクセントクロスを入れてみたり、必要に応じて設備機器を新しくして、「パッと見」の改善から、高値リーシングを狙うパターンです。

ただ、今回ご紹介する一棟マンションは、下層部分(1-2F)が店舗・事務所、最上階のみ住居という物件でした。

国道だったか、太めの道路に面していたため、1F部分が店舗であることはマッチしていたのですが、駅から約10分超の距離、2F部分の事務所が需要にあっておらず、フロア全空(3F満室)。

これが着手前。

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気持ちいいくらい何もありません。

しかも…3点ユニットバス付という中途半端さ。

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そのため、この4室について、「間取りから造り上げる」大幅コンバージョンを実施することとなりました。

間取図については、新たに管理を委託する管理会社から叩き台を作成してもらい、それをリフォーム業者(兼建築士先生)にて精査。

はい、自分でやってないです。

「高い賃料を望める間取り、入れてください!」ってお願いしました。

そこから内装案を指示していくという流れです。

4室あったので、全部を同じテイストにしてしまえば楽ではあったのですが、コストもそこまで変わらないので、敢えて、全部変えてみました。

全体のコンセプトはモノクロ。
・白×白
・白×黒
・黒×白
・黒×黒

言葉で伝えるより、結果を見てもらうのが一番早いですね。

・白×白

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・白×黒

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・黒×白

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・黒×黒

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これは数年前のリノベなのですが、水回りを動かすのに床をあげると、いかんせん天井の低さが気になったので、思い切って天井を抜きました。

ほら、インダストリアルな感じ、でるでしょ?

この梁と天井を部屋毎にモノクロで変えてみた感じです。

尚、音の問題は十分に有り得たのですが、これはリーシングの時点で「契約前に構造的に(天井抜いたから)上階から音が響く可能性高い」旨を認識してもらうよう、管理会社に徹底したことから、特段クレーム等は発生していません。

予算的には、ざっくりですが、1戸当り250-300万円付近。

似たような広さの3Fレジデンス部分のお家賃は、

4万中盤-5万円位。(共益費込)

リノベ後の2F部分の成約賃料は、

狭い方のお部屋で6.5万円。

やや広い方で7万円。

※いずれも共益費込

募集を開始してから数週間で無事リーシング完了です。

地域の需要とお部屋タイプ…というか種別がマッチしていない場合には、そもそもを変えてしまうのも一つの手段です。

イメージパースはこんな感じ。

そして、壁紙等の具体的な指示出しは下記有料部分のPDFです。

※3-4年前のリノベのため、カタログの品番等が異なっていたり、廃盤になっていることがありますので、予めご承知おきください。似たようなクロス等で活用ください。

第二子、オムツが新生児からSサイズに切り替わりました!
ぜひサポート頂けますと幸甚です♪

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