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自分ひとりじゃない、だから強くなれた

北海道・千歳での夏合宿も、残すところ
あと数日となった積水化学女子陸上競技部。

夏以来、自己ベストを度々更新している
野村蒼(のむら あおい)選手、
弟子丸小春(でしまる こはる)選手、
長澤日桜里(ながさわ ひおり)選手に
好調の理由が何かあるのか、
聞いた時でした。

「今年の春から、この3人でチームとして練習してきてるから、練習がきつくても”自分ひとりじゃない””みんなで頑張ろう”って思えますね」

野村選手がそう話すと、大きくうなずく二人。

共に励まし合える“仲間”。
その存在が記録につながる。強くなれる。
そんなことがあるようです。

怪我無くこなせる、ということ

今年は怪我することなく、
順調に練習メニューをこなせている3人。
それぞれ重視する点、目標は違っても、
キーワードは同じ、”継続”でした。

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野村選手にとっては4年目の夏。
今までの夏合宿は全て、貧血や怪我により
最後までこなせなかったのですが、
今年は無事に継続できています。

「長距離に対する不安をなくすのが課題なので、今まで走れなかった距離や本数にも、最近は挑戦しています。合宿では、最低限のメニューをコーチから指定されて、それ以外は自己判断で決めることができるんです。少し上のレベルの練習を繰り返していくうちに、少しずつ自分のやりたい動きが実現できるようになってきました」

弟子丸選手も、去年より強度の高いメニューを
こなせるようになってきました。

「私の場合、怪我なく継続してポイントを押さえていくのを目標にしています。去年よりも粘れる力がついて、今までなら難しかった距離も、最後まで達成できるようになりました。7月のホクレンで自己ベストを更新できたのも、自信につながっていると思います」

弟子丸選手と同じく、2年目の長澤選手。
彼女もまた、気持ちの変化が
タイムにつながっていると話します。

「去年までは、距離やタイムに対する不安感が大きかったんです。メニューや本数も、先輩たちに比べると少なかった。でも、今年は少しでもみんなと同じ量をこなすのを目標に取り組んできました。私も弟子丸さんと同じで、ホクレンで自己ベストを更新してから自信がついたんだと思います。もっと頑張らなきゃって、練習への意識が変わりましたね」

そう言って彼女たちは、日々から得た自信、
継続が成果につながっていると、
話してくれました。

行くぞ!という気持ちになる

7月のホクレンで、野村選手は5000mと10000m、
弟子丸選手が3000mと5000m、長澤選手が3000mで、自己ベスト更新。
好調の理由が何かあるのか、聞いた時、
3人は全員大きく頷きました。

「4月ぐらいから、続けて練習してきたのがこの3人でした。だから、『みんな一緒だったら頑張れる』『置いて行かれないようにしよう』って気持ちになりますね。最後も笑顔で終わりたいな、と思う」

野村選手の言葉に、何度も頭を縦に振る二人。

弟子丸選手も、周りの反応によって、
自分も気合が入ると言います。
「みんなが頑張っているところを見ると、行くぞ!という気持ちになりますね」

長澤選手は、練習中に
置いていかれそうになった時も、
「自分だけが離れるわけにはいかない!そう考えると最後まで踏ん張れますね」
と話します。

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選手だって一人の人間。
孤独で走り続けるのは、難しいときがあります。

でも、楽しいこともつらいことも、仲間と共に。
そう思えることで、得られる成果が、
確かにあるようです。

➡VOL.2に続く


文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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