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”絶対いける!””あと一歩!”を信じて

厳しい練習が続いた夏合宿。
それも全て、目標に向かって近づいている、
そう思えるからこそ、頑張れるものです。

ホクレン以降、着実に成長している3人、
野村蒼(のむら あおい)選手、
弟子丸小春(でしまる こはる)選手、
長澤日桜里(ながさわ ひおり)選手にも、
それぞれ設定した目標・ビジョンがあります。

「気持ち」で負けないためにも

一番近くにある目標は今月末、
9月24日(金)~26日(日)にわたって
大阪・ヤンマースタジアム長居で行われる、
全日本実業団陸上。

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野村選手は5000m、
弟子丸選手と長澤選手は
ジュニアの部3000mに出場予定です。

ホクレンで自己ベストを更新した野村選手は、
15分50秒を切るのが目標と言います。

「目標タイムを達成できたら駅伝にもつながってくるので、しっかり記録を出していきたいです。日々の練習でも、自分の実力より少し上のランクに挑戦して、少しずつ力がついてきています。力をきちんと発揮できれば、全日本でも駅伝でも、結果を出せるはずだと思っています」

弟子丸選手も、以前より粘れる力が
ついてきたと感じているそうです。

「自己ベスト更新はもちろん、上位で争える存在になりたいです。他チームの選手が強いので、彼女たちに負けない走りをすることが目標ですね。私は、気持ちで負けちゃうことがあって、それが一番の課題。だから、前向きに“絶対いける!”って、常に自分に言い聞かせています」

それに頷く長澤選手。
彼女もまた、同様の課題を抱えていると
話します。

「一回距離が離れちゃうと、メンタル的についていけなくなっちゃうんですよね。そうならないためにも、練習のときから“あともう一歩だけ!”って自分を奮い立たせています。そのおかげか、苦手だった変化走でも、最近は粘れるようになってきました」

貢献できる存在に

その先にあるのは、冬の駅伝。
昨年のクイーンズ駅伝で、準優勝に終わった積水化学は、
1位との差、1分16秒を縮めなければいけません。

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高校卒業以来、駅伝を走れていない弟子丸選手は、
今年こそチームに貢献したいと意気込みます。

「去年は、新谷さんや佐藤さんの力を借りて走っていたところがあるなと、応援しながら感じていました。今年は私含め、自己ベストを更新している選手も多いので、日本一まであと一歩だと思う。まだ追いつけるレベルじゃないかもしれませんが、残りの期間で、少しでも練習にくらいついていきたいです」

弟子丸選手と同じく、
昨年は駅伝に出場できなかった長澤選手も、
言葉に力が宿ります。

「昨年、2位という結果になった後、嬉しさよりも悔しさをチームのみんなから感じました。もし、私たちが次の駅伝で日本一になったとして、そのときに自分も走っていたら、勝利の喜びはより大きいものになると思うんです。だから、今年はメンバーに選ばれるよう、頑張っていきたい」

最終の6区を走った野村選手も、
その想いは同じです。

「日本一を獲りたいし、去年は先輩に助けてもらっての2位でした。だから、自分たちがどれだけ力をつけられるかが課題。少しでも自分たちがタイムを上げたら優勝に近づけるし、継続によって力がついてきているのも感じているので、上を目指す気持ちを持ち続けながら、可能性を信じて取り組みたいと思います」

それぞれが、自分らしくチームに貢献する。
目指す未来に向けて力を尽くした、
それぞれの熱い夏が、過ぎ去ろうとしています。


文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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