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良い表情

全日本実業団陸上2024、女子10000mで
目標としていた日本人選手トップを獲得し、
インタビューされる田浦英理歌選手。
その表情は、充実感溢れる、良い笑顔でした。

怖さがあった

9/21~23まで、山口県で行われた
全日本実業団陸上。
初日の10000mに出場した田浦選手は、
前半から先頭集団内に位置取り、速いペースに対応。
中盤では、少し辛そうな顔も見せましたが、
耐えて冷静に自分のレースを展開しました。

7000m付近で外国人選手が抜け出すと、
第二集団でうまく他の選手と一緒に走りながら、
残り2周を切ったあたりからスパート。
4位でフィニッシュ(32分17秒06)して、
狙っていた日本人選手トップを獲得しました。

「前半は緊張もあって、いつもよりキツイなと感じましたが、徐々に体も慣れて動いてきました。後半、前半より余裕が持てたので、 いけると思ってスパートしました」

そう全体を振り返る田浦選手は、
同時に自分の課題も見つめます。

「ラスト4周あたりからあげていけると良かったですが、最後の1~2周でしかペースをあげられなかったのが反省点です。8000mあたりで行けるかなと思いましたが、やっぱり怖さがあって前に出られなかった。駅伝ではそういうのがあると負けちゃうと思うので、反省して改善して次は頑張りたいです」

今度は自分が引っ張れる選手になりたい

昨年のクイーンズ駅伝では1区を走り、
その後は世界クロスカントリー選手権に
日本代表として出場するなど、
今年一年、好調をキープしている田浦選手。

好調の理由を本人は、
「去年駅伝に出場するまで怪我が多かったんですけど、以降ずっと怪我せず走れていて、試合には順調に合わせられているなと感じています。ウエイトも去年より10㎏以上持ち上げられるようになり、筋肉量や体重も増えているので、体が強くなったと思います」と評価。

その感触を、今年の駅伝にも
持ち込みたいと考えています。

「去年は1区で個人的には良くない走りだったので、悔しい思いをして、みんなに助けてもらっての優勝でした。だから、今年は引っ張って、最初からみんなをリードしていけるような選手になりたいです」


この一年の中でも、最も成長した選手の
ひとりである田浦選手。
彼女の存在がチームにもたらすものは大きく、
今年の駅伝でも、さらに良い表情を見せられるように、
毎日を積み重ねていきます。



文・写真:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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