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私について

私は高校の教員ですが高校には行っていません。

これは半分嘘で半分本当です。正確には有朋高校という通信制の高校を卒業しています。

独学で受験勉強して鹿児島大学に進学しました。現役合格なのに1年浪人した人たちと同い年で、それはそれは楽しい4年間でした。

大学卒業後は駒大岩見沢高校で理科教員を9年間勤めました。でも駒大岩見沢高校は生徒数減少のため閉校してしまいました。最後の学年の担任を持たせてもらい、幸せな9年間を過ごすことができました。閉校した年に受けた北海道立高校の教員採用試験に受かったので、閉校の次の日から小樽桜陽高校で新採用の理科教員として勤務しました。進学校だけあって優秀な生徒が多く、生徒に恵まれた4年間でした。その後の人事異動で広尾高校に赴任して、今年で6年目になります。

振り返ると、これまで教員という仕事を辞める機会は多く、違う仕事を選ぶ機会も多く、無職になりたいと強く願ったこともありましたが、うっかり同じ仕事を続けてきちゃいました。

理由は学校が好きだから

日本の教育はオワコンだとか、百害あって一利なしとか、教員はやりがい搾取だとか、高校なんて行く意味ないとか、それでいて教育を取り巻く社会課題は膨らむ一方って、、、様々な価値観がカオスのごとく入り乱れ、教員の離職も課題として顕在化して、そんな大きな流れの中で私のように学校が好きだからとか言ってる教員はマイノリティーになっていくんだと思います。

教育に求められる役割が変わっていく流れは何年も前からありました。学校は多くの生徒が集まる総合プラットフォーム的な機能をもっているので、集まってくる要求も多岐にわたります。これは昔から変わっていません、変わったのは学校の外側である社会です。変わったのは人の価値観です。

人の価値観が変わったらモノの価値も変わりますよね

学校で受ける授業の価値は間違いなく下がっています。強い法律で守られている義務教育ならまだしも、高校の授業に関してはホント待ったなしで危機感持った方がいいと思います。

一方で授業以外の活動については価値が上がっているのでは?と感じることもしばしばあります。

やっと長い前置きが終わりました。
私が教員を続けてきた理由は、学校の授業以外の活動も好きだったからなんですね、授業も好きですけど。地方公務員として収入のすべてを1つの組織に依存していることには不安もありますが、持ち家なしの独身である身軽な私は、別にいつ辞めてもやっていけるという根拠のない自信もあります。組織に寄生している以上、やりたいと思っていることの9割以上が実現させてもらえないので残念ですが、残り1割を楽しむこともこの仕事のやりがいの1つです。人の価値観が変われば私のやりがいも変わるのでそれはそれで楽しみでもあります。

あなたは学校が好きですか?


以上、私について書かせていただきました。
内容が難しければ「高校行ってないくせに学校が好きな人」って思ってください。


言葉足らずでつたない文章お許しください。
貴重なお時間を消費して読んでいただいいたことに感謝いたします。


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