PS2020


文章を書くことが得意ではないけど、節目のタイミングで文章にして残しておきたいな。と思ったのでこの記事を書いています。

3/11 というと、社会的にとても大きな節目の日だけど、私にとってはもう一つの意味で大きな節目の日。

2015年、私が年に何十回もライブハウスへ通うきっかけをくれたバンドが、メジャーデビューを果たしました。


ふぇのたす 


追いかけた期間は一瞬だったけど、ふぇのたすとの出会いで、僕の人生は本当に変わりました。

今日はとにかく思い出を書き連ねたいので、出会ったきっかけから書いてみます。

始まりは南波志帆さん。当時聴いていた、おに魂という地元のラジオ局の番組でコーナーを持っていて、ナンバタタンというコラボユニットで、ガールズ・レテル・トークという新譜を出します…なんて話をしていた。
発売されていざ聞いてみるとものすごい良くて、何度も聞き返していました。

こんないい曲誰が書いたんだろう…と、ふぇのたすお得意のネタじゃなくて本気でそう思い調べると、収録されている全曲に”山本奨”という名前が。

この山本奨さんというお方がやっている、”ふぇのたす”ってバンドも聞いてみたい。

こう思ったのが2014年の9月。当時ストリーミングなんて知らなかった(そもそも無かった?)ので、とりあえずiTunes Storeで視聴…

最初に聞いた すしですし で、おや…?となった。

次に聞いた  たびたびアバンチュール で、堕ちた。完全にハマった。

いつまでも頭の中で繰り返して流れる中毒性、これ!という感じのキャッチーさ……自分の中で、こんな音楽があったらいいのにな。と思う要素が全部入ってる。

その場で一気にiTunesカード残高の限り購入。ふぇのたすを聞き倒す生活が始まりました。

一気にふぇのたす漬けの生活。販売されてる曲だけじゃなくSoundCloudの曲もたくさん聴いたし、Twitterで時たま話題になるネタも知りたくて、過去のブログもたくさん読んだ。

でも不思議なことに、音楽は日常を彩ってくれる存在、あるいはカメラマンとしてライブを撮るもの…という認識が変わらず。自分が楽しむ為にライブへ足を運ぶ。なんて事は発想すら全くなく、11月のクアトロワンマンさえもバイトをして行かなかった始末…

バイト帰りにTwitter開いて、え!メジャーデビューするの!!なんて、今じゃあり得な過ぎます。いやライブ行けよ。



そこから数か月、大好きなひとたちが、メジャーデビューを通してどんどん階段を上っていく。それが嬉しくて嬉しくてたまらず、より一層ふぇのたすを好きになっていく。

いよいよふぇのたすが、自分にとって特別な存在に変わっていきました。


そしてもう一つ。

SoundCloudで初めて聴いて以来、あの独特な不思議な、キラキラした世界観が好きで好きで仕方なく、数あるふぇのたす楽曲の中でも一番好きな夜更かしメトロが収録される。

ついに、ライブを"観に"行ってみたい。と強く、強く思うようになりました。


今は自分の生活の中で、ライブを観に行くことが一番の喜びだし、大切なことです。

このきっかけをくれたのがふぇのたすというバンド(正確に言えばエレクトロポップユニット だっけ?)であり、PS2015というアルバム。

だから、そのリリース日である3/11は、僕にとって本当に大切な日です。

初めてのフラゲもこのアルバム。フラゲの勝手が分からず、実家からタワレコに入荷してますか…?なんて電話して、入荷してると分かった途端バイトまで3時間しか無いのに家を飛び出したのも良い思い出です……(そのタワレコまで片道1時間ちょっとかかる)


ついに果たした初めてのライブ参加は、新宿タワレコでのPS2015リリースイベント。どのくらい時間に余裕を持てば良いのか分からな過ぎて、数時間前にイベントスペースに到着。初ライブなのに最前列でした。


ニューカマー!!記念に写真撮ってあげる!!とみこちゃんがステージを降りてきて、ツーショット撮ってもらえた事。

大好きで大好きな夜更かしメトロを聴けたこと。それをみこちゃんがまっすぐ力強く前を向いて歌っていたこと。

忘れられない瞬間の連続。


…続いてリリースパーティーの六本木Deluxe。
すごく綺麗だった。はじめての長尺でたくさん曲を聴いて。もっとライブを観たいって思った。

いい感じ!は最速チケット付きの予約をした。新宿ReNYが楽しみだった。


だけど………


あの悔しさは、一生消えないのだろうと思います。

もっともっと、大好きなバンドがステージで輝く姿を見たかった。

もっともっと、大好きなバンドが大きくなるのを追いかけたかった。

もっともっと、大好きなバンドとの思い出を作りたかった。


音楽へ夢中になる素晴らしさ、だからこその悔しさ……
ふぇのたすが教えてくれたことは、数えきれないくらい沢山あります。


だから、今でも私にとって、ふぇのたすは特別な存在です。

今年はPS2015の発売から5年で節目だし、2015年と同じように3/11が水曜日。
色々と思い出してしまうので、文章にまとめてみました。

本当に思い出のメモなので、もしいここまで読んでくださった方がいましたら、本当にありがとうございます……


早く、好き!という気持ちに正直に、心おきなくライブハウスへ通える日々が戻りますように。
そんな願いを込めつつ、この記事を終わろうと思います。

(2015年当時の僕)




補足:SHE IS SUMMERの新グッズで発売されたタオル、PS2015のジャケと同じ配色で胸が締め付けられるのは僕だけでしょうか…



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