クスッとしたい方におすすめ!短編小説「やすべえ」
(3182文字)
東西線、高田馬場駅。
戸山口という出口から下りのスロープを通ってT字路に出ると、真ん中の道が登り坂になっている。新宿の隣街なだけあって、その両脇に雑居ビルがぎゅうぎゅうになって建ち並び、その足元では人の熱を肌で感じさせる飲食店が僕を出迎えてくれた。
今日は、忙しくて昼ご飯も抜いたから、お腹がペコペコだ。
何にしよう。そうだ、久しぶりに東京に来たんだし、やすべえのつけ麺を勢いよく啜り上げたいなぁ。
よし、今日の夕飯は決定。
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