行政と生活者を繋げるのが政治家の役目〜高橋の休憩椅子の設置〜
政治家と聞くと、私たち生活者から遠い存在、場合によっては、少し偉そうにしている人たちと感じる方もいるかもしれない。しかし、関根区議は違った。「寒い中、わざわざお時間を作ってくれてありがとうございます。今日はよろしくお願いします!」と、本来であれば、インタビュアーである私が言うべきことを言ったのだ。そして、私の家族や仕事のことなど、気さくにお話を振ってくれ、いつの間にかインタビューの会議室は、柔らかい雰囲気となっていた。私は親近感と安心感、そして感動とも言えるような気持ちと共に、インタビューを開始した。
一人の声を丁寧に形にする
小名木川に架かる橋の一つ、高橋。その高橋に休憩椅子がある。これは関根区議が「行政」と「生活者」を結び付けて実現させた実績の一つである。きっかけは一人の声から始まった。当時、清澄三丁目北町会・老人クラブ会長であった婦人会長が、「ご高齢の方は、手押し車を押しながらであってもとても疲れるので、高橋に休憩椅子を造ることはできないだろうか。」と関根区議に相談した。関根区議は即座に行政に相談、報告した。区民の要望を伝えたとしても、全部が全部受けいれられる訳ではないそうだ。だが根気強く訴え続けた。その結果、行政は設置に向けて前向きな姿勢を示してくれた。
議員としての原点
しかし、関根区議は「自分が伝えたとしても、生活者の声が伝わりきっていないのではないか。生活者と行政とで協議していくことが必要なのではないか。」と考えた。それは関根区議が、まだ議員になる前にカーブミラーの設置を要望した時のこと。しばらく待って、ミラーが設置されたのは良いものの、それは要望とは異なる方角を向いた、ほとんど役に立たないものであった。以来、区民の方の要望は、必ず自分の目で見て、利用者のニーズを徹底的に聞き込むことを信条とした。
皆が納得するやり方で、皆が納得する結果を
そこで、現場である高橋で、行政と生活者とで設置する場所等を協議する機会を設けた。みんなで納得する形で決めていった。「これが、私が一番嬉しかったことでやりたかったことです。」と関根区議は語る。また、「休憩椅子に座りながら、小名木川沿いの桜並木を見せたい。だから、桜の咲く頃までに必ず設置させる。」という想いもあったそうだ。そして、生活者の声を聞いて、高橋脇の休憩椅子は、「生活者」の声からわずか7カ月で設置することができた。今でも桜の絶景スポットとして区民に親しまれている。
編集者メモ
関根区議は「行政と生活者を繋げるのが政治家の役目」と肝に銘じて活動している区議だと、私は自信をもって言いたい。私達の住む町を、さらにより良くしてくれると確信している。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?