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240429_左脳の私と右脳の私

Dr.さやかの音声ブログ
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イントロ
新緑が綺麗な季節となりました。
私は、相変わらず、ランニングを続けています。距離はあまり伸びず、歩く時間が長くなる時もありますが、脳のリセットができて、心地よいと感じています。普段の姿勢、筋肉の使い方も変化が出てきて、何歳になっても、自分の肉体が良い方向に変化していると感じるのは嬉しいことです。
本題
さて、ランニングをして、脳をリセットするようになってから、感じたことがある。私の中に、左脳の私と右脳の私が存在しているということだ。大学病院に勤務している時代は、左脳の私が全開だった。家に帰ってきて、夫と話している右脳の私になる。左脳の私は、医師であり、博士号を取得した、聡明な「関根沙耶花医師」だ。誰にも追随を許さないくらい向学心旺盛で、気が強く、ルールにうるさい。右脳の私は、だらけて、家事もろくにできず、甘えん坊の「さやかちゃん」だ。絵を描いている時、夫と話している時は、こちらの私。
開業してしばらくは、左脳の私があまり好きではなくて、右脳の私が左脳の私を半分殺していた。そして、左脳の私が頭をもたげてくると嫌悪感を持って、自制していた。一方で、右脳の私はのびのびしていたが、右脳の私が強くなると、医師として仕事をするのが嫌になって遊びに逃げてしまう傾向があった。
一昨年、天外塾のコミュニティのイベントに参加した時に、天外さんから指摘されたのが、聡明な沙耶花ちゃんをちゃんと意識して使いなさい。ということだった。左脳で統制することが得意だと思うよと。一方で、緊張しすぎているから、右脳のさやかちゃんを解放しなさい。(もっと違う言い方だったけど、そういう意味だったんじゃないかなと今になって思う。)
そして、今年になって、クリニックで仕事をしていると、左脳の私と右脳の私で混乱していることが分かった。左脳の私が右脳の私を否定し、その逆もあった。両方、半分くらいずつしか能力を発揮していなかった。
そうだ、両方、私なんだから、両方大切にしてあげよう。
人は、マルチタスクってできないそうだ。脳科学的には、切り替えているだけだという。それと同じ理論で言えば、左脳と右脳の私が同時に存在しているが、今この瞬間には、どちらかが出てくる。それを切り替えているだけだ。だから、切り替わった時には、左脳の私を思う存分楽しもうと思った。右脳の私の時も同様だ。そうすると、どちらも否定せず、120%私を発揮できる。
混乱の元が分かると、それだけで、悩みは80%くらいは解決する。この混乱の解決は私にとって、ものすごい大きな転機になると思う。
こうやって、音声ブログで話、ブログを書くことで、私は私自身の感情整理をしているんだろうな。混乱とか悩みがなくなったら、人生つまらないから、まだまだ悩み続けるんだろうけれど。

というわけで、皆さんの中にも複数の人格がいたら、教えてください。どうやって場面切り返していますか?
どちらも可愛がってあげてくださいね。

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