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澤円『メタ思考』を読んで


澤円氏の最新著書の『メタ思考』を読ませていただきました。


今回、わたしが澤円氏の『メタ思考』を拝読し、拝読前と、後で変わったところを書かせていただこうと思います。

自分なりの幸福な状態をみつける

あるひとつのルールの中で勝ったからといって、それがそのまま人生の勝利につながるわけではない。この自明のことが、こと会社や仕事となると、案外混同しがちな人が多いという印象があります。

澤円「メタ思考」

私もですが、多くの人は、仕事も含めた人生の色々な場面で、他者と比較してしまうのではないでしょうか。
それは比較したくないと思っていても、ついつい比較して勝った、負けたと思ってしまうものだと思います。

そもそも他者とは同じ競技をしているのでしょうか。ある場面場面でのみ(例えば仕事)比較することに意味はないのだと気付かされました。
自分なりに幸福を感じられることがあればそ」で十分なのです。


複数の自分をもつ

会社には、わたしという機能の一部を提供している」「この場所では違うエイリアスに動いてもらう」というように、自分の人生をより自由に、もっと柔軟にデザインしていくあり方なのです。

澤円「メタ思考」


目から鱗でした。自分というアイデンティティにおいて色々な活動をしているという認識でした。
仕事の自分、家庭の自分、コミュニティに属している自分、色々な自分がそれぞれ分身となって活動する、そうすることで仕事にのみ依存することはないし、例え仕事がうまくいかなくても別のエイリアスが補うなどのリスクヘッジも
可能です。

話は飛びますが、この概念を拝読したとき、『NARUTO-ナルト-』(岸本斉史氏)の影分身を思い浮かべました。

主人公のナルトが使う影分身という技は、影分身が解けても影分身が得た知識や体験はオリジナルに還元されるのです。

というわけで、私も忍者になったように複数の自分(影分身)を持ちたいなと思いました。
(このnoteの表紙もエイリアスをイメージしています)


余人をもって代えがたい存在を目指す

ほかの人でもまわせる組織デザインの中で、「それでもあなたがやるのが一番いいよね」と、周囲の人から認められるような状態をつくれるかどうか。

メタ思考「澤円」

ホワイトカラーと呼ばれる仕事は生成AIなんかの躍進もあり、代わりがきく存在になりつつあります。
そういったなかで、あなたが良いのですと言われる存在を目指すことが必要です。
何で差別化できるか、自分なりに考えてみる必要がありそうです。
(いくら仕事ができる人でも挨拶できない、暗い、気分の並みが激しいは論外ですね。あなたが良いと絶対思われないので)

下記の記事の内容を肝に銘じています。



長くなってきたのでここまでにしますが、本書には他にもランドルト環(視力検査でよくみる大きいCや小さいcがあるもの)の例を用いて、人の欠点はバカでもわかることを説明いただいたりと、面白い内容が盛りだくさんでしたので、色々な方におすすめできる一冊です。

著者のVoicyも毎日勉強になります。

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