朝の湖上

「日本詩壇」佳作

霞む遠き鳥山
神び漂う湖上
清澄なる湖水
やがて神光、朝靄を蹴りて
一片の小舟を照らす
舟上に一傀の人影あり
姫鱒を釣る老漁師か
悠遠なる白砂に
ちらほら見ゆる漁夫の家
朝餉の煙細々と昇る

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