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地域の見立て

地域創生という言葉もいろいろな見方がある。地域で新しいことに挑戦し継続的な事業へ仕立てていくことも、地域に向けて行うのか、地域から外へ向けて行うのかでは大きく違う。前者は住民サービスや観光プログラム等が考えられ、後者は資源を活かしたものづくりやIT事業等が考えられる。

いずれも移住による人口の確保や雇用の促進策として政策的に行われることが多いが、大切なのは地域の特性、規模に合わせ事業を組み立てることである。

過疎地で古民家再生によるフリースペースがいくつもできたり、カフェやパン屋、民宿等を始めたとしてもコンスタントに集客することはWebやメディアで紹介できたとしても一年を通して賑わいを生むことは容易ではない。

続けていくには人手がいり、ものづくりでは原材料の調達が必要である。人が来ないからといって閉めてしまえばプロジェクトの意味がなくなる。

場を創ることはどんな内容規模でも改装資金や光熱費等が少なからず必要である。ましてや賃貸物件だと家賃も発生する。収益事業のみならずNPO活動においても確実に進めることが肝要である。

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