コミュニティベースのヘルスビジネス
行政、シンクタンクの方を交えグクルの森でコミュニティベースのヘルスビジネスについてガイダンスを行った。その中で次のような話をさせていただいた。 私たちは、地域の最大の資源は人であり、人が人を呼び、主体的な健康文化の行動を起こすプロセスがコミュニティベースの健康と考えている。
現在は地域で運営しているが、都市部で運営することのほうが人口が多い分、可能性は広がる。 無理をせず続くことが理想で、大きな利益をあげることは難しくともスモールビジネスとして安定し、地域に根付くことを目指している。 続けていて、”健康々した”プログラムはあまり望まれず、コミュニティに集まることで結果的に健康がついてくるような空間となってきている。
コミュニティの中に多様な産業、コンテンツをむすびつけることは可能性があるが、アンテナショップの様相になってしまうと、空間の魅力が別のものになるのではと、思っている。 健康づくりに関係する人材は、専門家として関わる部分もあるが、基本的には多様性あるコーディネートが大切である。
今、必要なことはコミュニティへ積極的なポピュレーションアプローチ。行政が行うだけでなく、民間へ委託し健康文化を深めるプロモーションを行うことで一人ひとりの行動変容につながっていく。厚生労働省が推進しているデータヘルスと同様に推進できれば。 身の丈に合うヘルスコミュニティづくり、運営が共感を呼ぶ。
近い将来、各地にでき、ネットワーク化、健康交流が活発になることを夢描いている。 スモールビジネスではあるが、地域に必要とされる存在でありたい。 (文 関原 宏昭)
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