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ブランディングをする前に

地域に向き合うとなると、すぐにブランディングと言う人がいる。モノづくりは特にその傾向があるようである。そうした風潮を制度も後押しをしている。しかし、本当にそうなのだろうか。

地域産品が突然カタカナネームになったり、目を惹くパッケージに包まれたりすることがブランディングなのだろうか。観光PR、コトづくりにおいても同様で、実態にフィットしないキャッチが並ぶ。

モノもコトも関心がわくようにすることは大切である。しかし、もっと大事なことはしっかりした中身と、関わる人の意識ではなかろうか。表づらがいくら良くても、中身が伴っていないと続かない。

また、地域の人に愛され、心から「いいね」「素晴らしい」「自慢です」と、言われないと、訪ねてこられた方にも伝わらない。それは、WebやSNSの時代ではより鮮明となる。 外の目を意識したブランディングは必要であるが、その前に足元の地域でファンをつくることが大切である。中の目、地元の応援は何より心強い。

全国どこに行ってもブランディング。その中でひとくくりにされると逆に埋没感を感じてしまう。

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