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つながり〜地域包括的再会

過日行われた水戸での研修会で、地域本来のつながりを感じる時間を共有させてもらった。医療・福祉を中心とした多職種の方に向けた研修会でのことである。

この地域包括、多職種連携の研修会は全国各地で毎日のように開かれているが、場所と内容によっては地域といいながらも、スキルの向上、制度の理解、関係人脈づくり、とりわけ名の知れた専門職と名刺交換することがゴールのような企画がちらほらある。

もちろん専門職としての力量、ポテンシャルをあげる機会として参加されることは大切であるが、地域的にはあまり活かされない。地域の生活文化、関係性はエリアによって様々で、他の地域のやり方や人脈を持ってこようとしても往々にしてうまくいかない。

この研修会で中学卒業以来、偶然再会をされた30代前半の男性二人がいた。同じ職種につき頑張られていた。まさかこの会で、、という感じの二人であったが、思い出、共通言語の中、立ち話は終わることなく話が弾んでいた。この再会をきっかけに、刺激し合い、地域で頑張る力につながれば何よりである。

地域に出向けば出向くほど、こういうシーンがあったりする。自分だけでなく、家族や親同士が知り合いだったり、子供のクラスが一緒だったりと。

しかし、前述のような企画研修会や学会の中ではあまりない。地域包括を皆で話をし、つながりを太くしていくことは、地域を歩くことが一番である。共通言語や思いがある中で、地域包括は語られ、育むことが望まれる。

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