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健康は、つながりの中に

地域で健康づくり事業を行うことは、寄り添うコーディネーターの存在でほぼ決まる。それは、行政、民間の開催のあり方はあまり関係ない。無料か有料か、プログラムの内容等も決定的な判断要因でない。人である。

各々のライフスタイルを見据えながら、無理強いせず何気なく言葉をかけてくれる、安心できる人できまる。
誰から何をどのように伝えてもらえたのかが、大切である。

健康増進は本人の主体性でしかない。システムやグッズの導入で気軽にチャレンジをすすめたり、楽しさを感じる体験や環境をつくることはきっかけにすぎず、続くかどうかは別である。

健康生活はコミュニケーション。しかし、無理して仲間にならなくてもいい。大切なのは、誰か一人いてくれることで、心の調整ができ、次へつながっていくことである。

家族、友人と本音で話ができれば心は折れにくくなる。専門的なパートナーが必要であれば、本音で相談できる人を選ぶことである。

それは、医療専門職であれ、健康づくり事業者であれ、ちゃんと話を聴いてもらえ、会話の中から何かしてみようと思えるような人と”間”を共有することで続くようになる。

健康相談は指導を受けることではない。
時間と空間が心地よく、また訪ね、思いやチャレンジを伝えたくなるような人と場に出会うことである。やがて、自ら言葉を発し共感が生まれ、仲間がてきてくる。

健康は、つながりの中にある。

関原宏昭 ninbensekihara.net

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