定年前の調整で大きく変わる

定年前の調整で大きく変わる
定年後の男性のライフスタイルを考えることは、医療費削減、安定化へもつながる。
医療費は、男女別に見ると、平均寿命の長い女性では70歳以上に53％の医療費を消費し、男性では70歳以上に46％を消費している。
生涯に消費する1人当たりの医療費を推計すると2566万円で、男性は2443万円、女性は2695万円となっている。（2013年度 厚労相統計データに基づく）

そして、男性は55歳から70歳までの間に医療費消費のピークを迎える。
定年後、ガタッと体調の悪くなる方が多くなる。勤め上げた燃え尽き症候群とも言わるが、ポイントは定年前からの心と体のバランス調整にある。

自分のライフスタイルを定期的に”棚卸し”し、今とこれからを自分自身で考えることからはじめる。その上で、食べる、動く、楽しむのバランスを調整することが自分の意思で段階的に変わることにつながる。

まず、気に留める。忘れない。聞く。イメージする。やってみる。無理しない。あきらめない。繰り返す。楽しくなる。続ける。
やがて、新しいライフスタイルになる。いきなりは、続かない。

関原宏昭 ninbensekihara.net