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変わる地域デザイン

現在、尾道駅は建替中で2019年には新しい駅舎がお目見えする。
パース絵を見る限り、歴史、文化を踏まえた地域性に調和した心地好さそうな空間のようで、楽しみである。

経過において感じることは、設計力とともに、言葉のデザイン力及び、参加型のデザインで、プロセスを楽しむプロジェクトであることである。

ひと昔前だと、完成するまで人を寄せ付けず、竣工後、きれいにお使いください等の上から目線のメッセージがあふれていた。

保守的な地域では、そのあたりの捉え方が鮮明で、尾道でも例外ではないように思っていた。
しかし、近年は調和するデザイン、気をひく言葉が溢れている。声が届く、柔軟性ある環境になりつつあるのではと思う。

また住民だけでなく、国内外の旅行者をくすぐることを念頭に置いたデザインである。サイン、ポスター、フライヤーなどのイメージは収束され、新しいコミュニティへの文脈が整いつつある。

各地で歴史、文化を活かしつつも新たな視点からのアプローチを実践し、地域デザインが進化してきた。




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