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コンカフェに行った話①

東京で一番好きな場所はと聞かれたら、秋葉原と答えるでしょう。大学時代、長期インターンで通っていたこともあり、馴染みのある街ですし、アイドルオタク時代は足繫く通いました。頻繁に秋葉原に来ているにも関わらず、行ったことがない場所がありました。それはコンカフェです。なかなか行く機会がありませんでしたが、少し前にコンカフェに行きました。その時の話をしましょう。


そもそもコンカフェとは何か?コンカフェはコンセプトカフェの略で、何らかのコンセプトを基にして、女の子が接客するという業務形態を示します。忍者をコンセプトにして「くのいち」の格好をする忍者カフェもあれば、アニメキャラのコスプレをしたカフェもあります。メイドカフェもある意味、メイドさんをコンセプトにしたコンカフェと言えます。


コンカフェは秋葉原に数え切れないほどあります。調べることが出来なかった私は437号線沿いで客引きをしている女の子に聞くことにしました。通り沿いを歩いていると、BEYOOOOONDSのメンバーである江口沙耶に似た女の子が客引きをしていました。私はその子に声をかけることにしました。文中では客引きをしていた女の子を江口(仮名)と呼ぶことにします。


江口沙耶
ハロープロジェクト公式サイトより参照(http://www.helloproject.com/beyooooonds/profile/saya_eguchi/)

「お店はどこなの?」と声をかけると、女の子は「ここから少し歩くけど、案内するよー!」と答えてくれて、お店まで連れて行ってくれました。大通り沿いから一本入った所にある雑居ビルの8階が今回行くことになったお店。店内はコの字型のカウンターがあり、女の子が数人のお客様を接客していました。入店するとお店の中にいる女の子が案内するのかとてっきり思っていましたが、江口が案内し接客してくれることに。江口は私に店とメニュー・料金形態を説明します。私が入店した店はコンセプトは決めておらず、毎週のようにコンセプトを変えていくスタイルらしく、その時は「僕らのヒーローアカデミア」がコンセプトでした。私はそのアニメを知らなかったのでなんとも言えませんが。(笑)

料金としては40分2000円でお客はアルコール・ソフトドリンク飲み放題。40分単位の延長で言ってしまえば永遠にいることができます。キャバクラ同様に女の子にもドリンクをご馳走することができます。一番安いドリンクは1杯1500円のソフトドリンクです。説明をしていく中で、江口はなぜか私に1万円のシャンパンを勧めてきました。回ってくる女の子それぞれに1500円のドリンクを入れるよりも1万円のシャンパンで来た子たちに注いでいくほうがお得とのこと。一撃1万円に躊躇した私は、1500円のドリンクを入れていくスタイルで行くことにしました。

40分がスタートします。まずは江口ともう一人付いてくれたギャル系の子にドリンクを入れて3000円。そして様々な女の子が私のテーブルに回ってきては1500円のドリンクを入れていきました。女の子と話しているうちにあることに気づきました。他のテーブルに比べて私のテーブルに来る女の子が多いのです。憶測ですが、「この客行けば1500円のドリンクを入れてくれるぞ」と思われていたのでしょう。結局楽しくなった私は追加で40分延長し、来る女の子にドリンクを御馳走し、ずっと付いてくれていた江口には3杯くらい入れてしまいました。そしてお会計となります。


江口から貰った伝票を見て驚愕しました。「25,000」という数字が見えたのです。そのような現金を持ち合わせていなかった私はカード払いをすることにしました。すると江口は「カード払い出来ないんですよー。下にコンビ二があるから現金でお願い!」と言われます。私は江口と一緒にコンビニに行って現金を下ろしました。

エレベーターの中で江口に「こんなにお金使う人多くないでしょ」と質問すると、「あまり多くないけど、横の席のお客さん見てみなよー。半日位いるんだよー。」と言っていました。店に戻り江口が言っていたお客を見てみると、テーブルの上に1万円するシャンパンボトル5〜6本程置いてあるのです。1万円のシャンパンが5本、5時間滞在したとして40分2000円×7回延長となるので、安く見積もっても64,000円。私はまだまだだなと痛感した一方で私は80分で25,000円、横にいた太客は推測5時間で64,000円なのでコスパが悪いのではないかと気付きました。この教訓を基にリベンジマッチに挑むのでした。

続く・・・。


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