『メル・リルルの花火』第5話をみました

【芝居のポイント】
 音楽の豊かさ

【公演概要】
おぼんろ第18回本公演『メル・リルルの花火』
語り部:末原拓馬、さひがしジュンペイ、わかばやしめぐみ、高橋倫平、黒沢ともよ、田所あずさ
ムーブメントアクター:渡辺翔史、坂井絢香、山城秀彬、miotchery、堀田聖奈、権田菜々子
公演期間:2020年4月17日(金)~26日(日)
劇場はオンライン(公式YouTubeチャンネル):https://www.youtube.com/channel/UC5gxLbqTgaKOcfOI2k0CIJQ
公式ホームページ:https://www.obonro-web.com/16-1

2020/04/19/18:00開演観劇

 5話目で印象的だったのはヒトマカセとハナザカリの会話のバックミュージックにピアノバージョンのテーマ曲がかかっていたシーンだった。この二人の優しいドラマチックさにぴったりの音楽だったし、このピアノがなっている間二人のセリフが無い数秒が流れたのだが、その瞬間がとても純粋な間に感じた。ただ無言の沈黙ではこんなに愛しくは思わなかっただろう。
 おぼんろの劇中音楽は毎公演オリジナル曲で、異国情緒というかおとぎの国感というか、そんな雰囲気のある楽器遣いと陽気な中にどこか悲しさを感じるメロディーが、1度聞いただけでも中毒性があるなーと思っていた。それが今回、第5話目にしてすでに10回以上テーマ音楽を聞いている。もう日常生活の中で―食器を洗ったり、お風呂に入っているときふと浮かんできて「チャー チャカチャー」とのりのりで口ずさんでしまうほど記憶に根付いた。常に物語とともにいる感覚とは音楽から始まるのかも知れない。

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