『メル・リルルの花火』第11話をみました

【芝居のポイント】
続きを待つ時間

【公演概要】
おぼんろ第18回本公演『メル・リルルの花火』
語り部:末原拓馬、さひがしジュンペイ、わかばやしめぐみ、高橋倫平、黒沢ともよ、田所あずさ
ムーブメントアクター:渡辺翔史、坂井絢香、山城秀彬、miotchery、堀田聖奈、権田菜々子
公演期間:2020年4月17日(金)~26日(日)
劇場はオンライン(公式YouTubeチャンネル):https://www.youtube.com/channel/UC5gxLbqTgaKOcfOI2k0CIJQ
公式ホームページ:https://www.obonro-web.com/16-1

2020/04/25/13:00開演観劇

11話の率直な感想としては、暗かった。

本編で語られたのは戦争。残酷な殺人と憎しみが生まれる瞬間の物語だった。語り部たちの物語も残り時間の少なさに対する寂しさと物語と同化していく不安のようなものがあり、緊張感に溢れてきた。通常の芝居なら悲惨なシーンがあっても場面転換で一度リセットされる感覚があるが、今回のように連続した物語ではこの悲惨さを引き連れたまま日常を過ごさなければいけない。私は予想以上にこの次の物語を待つ時間がつらいことに気づいた。

ドキュメンタリーの明るさが救いだ。ハッピーエンドを祈りながら…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?