『メル・リルルの花火』第6話をみました

【芝居のポイント】
 言葉にできない何かを受け取る

【公演概要】
おぼんろ第18回本公演『メル・リルルの花火』
語り部:末原拓馬、さひがしジュンペイ、わかばやしめぐみ、高橋倫平、黒沢ともよ、田所あずさ
ムーブメントアクター:渡辺翔史、坂井絢香、山城秀彬、miotchery、堀田聖奈、権田菜々子
公演期間:2020年4月17日(金)~26日(日)
劇場はオンライン(公式YouTubeチャンネル):https://www.youtube.com/channel/UC5gxLbqTgaKOcfOI2k0CIJQ
公式ホームページ:https://www.obonro-web.com/16-1

2020/04/20/19:00開演観劇

 九日間に渡る物語の前半4日が経過した。『メル・リルルの花火』の物語は今全貌がみえるようなみえないようなというところ、1曲で例えるならやっと1番のサビに入ったかな?というタイミングかも知れない。ここで1日の休演日が入った。普段芝居の休演日を意識することは、私は観劇日を決めるシーン以外なかった。が今日は朝から「おぼんろは何時…あ、休演日だ」と心で何度もつぶやいていて、この4日間、何時におぼんろをみるか、によってご飯の時間も何も決めていたことを改めて特異な日常だったと思う。
 6話の最後は「何故物語をやってるのか、言葉にできないけど、続ける」という語りでくくられていた。きっとアートはこんな気持ちの連鎖なのだと思う。作り手は言葉では言い表せない何かを作品にし、それを観た人が何かを受け取って、誰かと共感したり違いを見つけたりする。この4日間は毎日『メル・リルルの花火』に触れて、1度はロロの芝居にも触れて、その度に感想をつづってきた。ツイッターなどをみていても、この4日間はまさに『何かを受け取って、受け取ったことを共有する』連鎖が無数に生まれていたように思うのだ。後半の5日間も日常を含めた物語を楽しみたい。

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