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いつの日にか帰らん〜天のふるさと〜行人坂教会の礼拝説教要旨と説教動画 2022年7月3日

教会礼拝説教タイトル「いつの日にか帰らん〜天のふるさと〜」

関智征

ヘブライ人への手紙11章は、信仰がテーマです。信仰を抱いて死んだ、アベル、エノク、ノア、アブラハム、サラ…。彼らは約束されたものを手に入れられませんでしたが、自分たちがこの地上では「旅人であり寄留者(よそ者であり、仮住まいの者)」と告白し「天のふるさと」を熱望した、と書かれています。


私たちの人生という旅では、余計な荷物を捨てられなかったり、大切なものを忘れ物したりします。しかし、聖書に出てくる信仰の先輩たちが私たちを囲んで応援してくれています。そして、私たちの旅の目的地は「天のふるさと」です。


唱歌ふるさとは、日本の美しいふるさとへの郷愁の念を歌った歌と一般的にされていますが、実は聖書的な要素が入っています(唱歌「ふるさと」の作曲者・岡野貞一は敬虔なクリスチャンです)。

唱歌「ふるさと」作詞作曲者


私の命の恩人の100歳現役クリスチャン医師・駿河敬次郎先生は、唱歌「ふるさと」を好んで歌います。駿河先生が唱歌ふるさとを「志を果たして、いつの日にか帰らん」と歌っている時、ご自分の故郷・金沢だけでなく「天のふるさ」との情景を思い浮かべているようです。

駿河敬次郎先生_100歳現役医師



人生は旅です。この旅において、外なる人は衰えていきます。しかし内なる人は新しくなっていきます。「わたしは、決してあなたから離れず、決してあなたを置き去りにはしない」と言ってくださるイエス・キリストが私たちの内におられ、一緒に旅をしてくださっています。

そして、旅の終着点は「天のふるさと」です。そこは、地上よりさらにまさった場であり、死も悲しみも嘆きも労苦もない場です。その「天のふるさと」に、いつの日にか帰る希望を持ちながら、私達も「地上の旅路」を心軽やかに信仰によって、前に進もうではありませんか。



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週刊聖書|関 智征
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