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駿河敬次郎医師ドキュメンタリー映像「天のふるさと」

『天のふるさと 〜小児外科医 駿河敬次郎』(仮)



<企画概要>

 日本において小児外科医という分野を作った駿河敬次郎医師は、100歳の現在でも現役のお医者さんを続けています。76年間の医師生活の中で、サリドマイド児や胆道閉鎖症など難病の赤ちゃんを救ってきました。我が国の小児外科という分野を開拓したのみならず、アジア各国やアフリカをはじめ、世界の小児外科医療発展にも貢献してきました。
 これだけの実績の方にもかかわらず、駿河先生ご本人はご自分のことを語ることを嫌いメディアへの登場も控えてきました。むしろ、現場での診療に命をかけ、目の前の患者さんをひたすら大切にし、丁寧に診察・手術されてきました。
なぜ、100歳を超えても現役の医師を続けるのか。駿河先生の優しさは、どこからくるのか。いつもニコニコして長寿の秘訣はあるのか。駿河先生が診てきた患者さんたちの声に耳を傾けながら、今までメディアで取り扱われることがなかった駿河先生の生き様に光を当てていきます。




<なぜ、この映像を作るか>

駿河敬次郎先生は、私の東大YMCA寮の先輩です。20年以上にわたり公私に渡ってお世話になってきました。毎年、数回は会食をしながら、ご自分の人生経験を語ってくださいました。ご一緒にテニスをする機会にも恵まれました。私が若い時に仕事で粗相をした時も「どうか、関さんを見捨てないでください」と尻ぬぐいをしてくださいました。
特に、2019年に私が大病を患った時に駿河先生に助けて頂いたことは、感謝してもしきれません。

私は、ご縁あって大正生まれの駿河先生の謦咳に接する機会を得ました。私が駿河先生から学んだサムライ魂、優しさを、次の世代に伝えるために本ドキュメンタリーを企画しました。


<駿河敬次郎医師とは>

駿河 敬次郎 (するが  けいじろう)
1920年石川県出身の医師。1944年東京帝国大学医学部卒業。現在ノアクリニック院長、順天堂大学名誉教授。戦後の日本において小児外科分野をゼロから切り拓いてきた。サリドマイド児、胆道閉鎖症の赤ちゃんをはじめ、多くの乳幼児の手術を手がけた。

略歴)
社会福祉法人賛育会理事長、葛南病院院長、八重州センタークリニック理事長、日本外科系連合学会名誉理事長、日本小児外科学会名誉会員、日本小児泌尿器学会名誉会員などを歴任。
ザンビア叙勲(勲一等功労賞)イタリア叙勲(Commendatore)、米国合衆国保健省より叙勲(Surgeon-in-General Medallion)、2002 年日本キリスト教文化協会によるキリスト教功労賞受賞。

<フォーマット>

25分短編ドキュメンタリー 

<配信先>

YouTube 無料配信 (および映画祭出展)


<使用する音楽>

*主題歌=「ふるさと」
(駿河先生が故郷・金沢を思い出し、しばし口ずさむ曲です)

*挿入歌=日本人に愛されてきた唱歌を中心に。日本のふるさとの美しい風景と共にBGMに使う。駿河先生の人生を1年間(春夏秋冬)あるいは1日(朝、昼、夕方)になぞらえる。

春(朝)=金沢で1920年誕生〜旧制四校での思春期
「赤い鳥小鳥」「春の小川」「めだかの学校」「花」「さくらさくら」「茶摘み」


夏(お昼)=働き盛りの30代、40代、50代
「朧月夜」「ダニーボーイ」「荒城の月」「夏は来ぬ」「ゆりかごの歌」「いつくしみ深き」

秋(夕方)=順天堂大学退職後の第二の人生
「蛍の光」「夕焼け小焼け」「赤とんぼ」「肩たたき 」「ゆりかごの歌」「シャボン玉」

冬 (日の入り)=90歳代で新たなクリニック開業。町医者として現役続行
「たきび」「遠き山に火は落ちて」「もみじ」「大きな古時計」「我が身の望みは」(駿河先生が好きな讃美歌)「もみの木」(クリスマス讃美歌)

ご参考:2022年4月に行ったクラウドファンディングです。


<連絡先>

関智征 

*駿河先生から手術・診察を受けた方を探しております。連絡先は以下です。


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