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京都から帰って

頭がぼーっとしている気がする。
退職翌日から京都に11日間滞在し、終電の新幹線で昨日東京に帰ってきた。家に帰りたくない、というより京都から離れ難い感情に包まれながら帰路についた。

滞在の最終日は、京都発のロックバンド くるりが主催する京都音楽博覧会へ。降水確率100%の中、歯が震えるほど濡れながらも本当に参戦できてよかったライブだった。

くるりのライブは、東京からはじまった。上京して京都を離れた自分とこの約10年を思いながら聞いてしまった。

ばらの花では、これまで近づいて遠くなっていったいろんな人を思い返し、そういった思い出と気持ちを抱えて人生は続くんだなあと思ったら、涙が出た。

歌詞から元恋人を連想することが多かったが、母や友人などいろんな人のは初めてで、なんだったのだろう。年なのか、3年ぶりの開催であるくるりの演奏がそうさせたのか…寂しいけどあたたかく不思議な気持ちになった。

最終バス乗り過ごしてももう君に会えない
あんなに近づいたのに遠くなってゆく
だけどこんなに胸が痛むのは
なんの花に例えられましょう

くるり ばらの花

3年ぶりの生のライブ、低音で心臓にドンときたり、演者の感情や生の声。耳で心で身体で聴けるライブが好きだと思った。

好きなものを好きでい続けたい。固執して好きでいる必要はないが、好きなのであれば触れ続ける、好きでい続ける人生がいい。

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