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ゴッタン (箱三味線) のチューニング方法について

はじめに

こんにちは。
「ゴッタンで挫折する人をなくす!」をモットーに初学者向けの情報発信をしている 夕茶 (@Seki_Cha) と申します。

今回の題材は「チューニング」
和楽器で言うと「調弦」についてです。

ギターやベースなど、有名な弦楽器ならチューニングをどうするかだいたい調べたらわかりますよね。

ただ、ここでやはりゴッタン。チューニングを調べても全く情報が出てきません。困りますよね。チューニングしないと何も始められないのに...。
今回はそんなゴッタンのチューニングについて取り上げていきます。

ゴッタンのチューニングって?

前回の記事では、ゴッタンは 三味線の情報が使える 事を取り上げてさせていただきました。

チューニングについても同様です。
三味線のチューニングと同様の方法になります。

以上。…となると流石にぶん投げなので。
本 note は自分自身が初心者として困った事、疑問に思った事を残していきたいので、もう少し掘り下げていきます。

三味線と同じチューニングをするのはわかった。けど、三味線のチューニングを経験した事ない人が大半ですよね。

次の疑問が「三味線のチューニングってどうやるの?」についてです。
詳しく取り上げていただいてるサイト もございますので、詳しくはそちらをご覧ください。本記事では、簡単な内容を取り上げていきます。

チューニングの音はどこに合わせるの?

ゴッタンは伴奏楽器。歌に合わせてチューニングを自由に切り替えます。そのため、ギターやベースのように、特定の音に調整すれば OK というのがございません

私が一番混乱したポイントです。
「え? で、結局何の音にすれば良いの?」ですよね。

結局、何の音にすれば良いかは…曲によります。
C 基準で弾いた方が良い楽曲ならば、四本の本調子。CFC に合わせます。
例えば「かえるの合唱」ならば音名で記述すると下記になります。

ドレミファミレド
ミファソラソファミ
ドドドド
ドレミファミレド

最高音がラ。最低音がドです。
そのため CFC であれば、開放弦で最低音のドを弾け、2 の糸で ファソラ を弾きやすい位置で弾けます。

これがもし六本の本調子でチューニングしてしまうと、DGD になり、最低音のドを弾くのが大変になります。

このように、弾きたい曲に合わせてチューニングを切り替えていただければと思います。

楽譜を持たれてる人であれば、本調子・二上り・三下りと書いてもくれてるので、それに合わせれば大丈夫です (譜面には何本かは書いてなく、その理由がまだ私も分かってないので、分かってから記事作成いたします)

チューニングはどうやるの?

糸巻きを回して、締めて・緩めて音を合わせていきます。

糸巻きを回して音を合わせる

音を合わせる方法は二種類存在します。

  • 耳で聞いて合わせる

  • 機械で判定して合わせる

個人的には、前者の方が耳も鍛えられるのでオススメです。

とはいえ、耳が鍛えられていない状態で行うと、音がズレたまま演奏してしまったり、チューニングだけで大幅に時間がかかってしまいます。
そのため、初心者はチューナーから始めるのがオススメです。

耳で聞いて合わせる

参考になる音を別の楽器で鳴らして、その音に合わせます。
ピアノなど、正確な音程が出せる楽器があれば、何でも OK です。

正確な音程を出せる楽器がない人は
値段・スペース的にもお手軽な「調子笛」がオススメです。
(スマホアプリ や PC でも OK ですが、せっかく和楽器使うので…)

楽器より手軽な値段で購入出来て、和楽器向けかつ、両手が空いた状態でチューニングが可能です。調弦する上で、両手が空くのはありがたい…。

機械で判定して合わせる

次に
「音を耳で聞いてもわからん!」という人はチューナーを使いましょう!

弾いた音がどの音程かを教えてくれます。
今時、スマホアプリもあるので、専用チューナーが不要な人はそちらもお試しください。

スマホのチューナーアプリ

耳を鍛える

チューニングも最終的には、チューナーを使わずに出来るようになるのがベストです。

弦楽器はピアノや電子楽器と違って、頻繁にチューニングを行います。
私はこれがめんどくさすぎて、弦楽器への苦手意識が強いです。頻繁にチューニングするからこそ、チューナーなしで耳だけでささっとチューニング出来た方が手間かからなくて良いです。

また、耳だけで合わせられるようになれば、演奏中の音ズレにも気付く事が出来るようになります。ゴッタンに限らず、音楽やる上で耳を鍛えるのは色んな場面で役立つので、強くオススメします!

ギターと違って、弦は半分の3本。本調子なら 1 と 3 の糸は音程も一緒なので、たった2音。しっかり音を覚えて、曲の練習よりも前にいつでも素早くチューニング出来るようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ゴッタンのチューニングは歌に合わせて切り替える。になります。よくあるものだと、四本本調子 CFC か、六本本調子 DGD になります。

余談になります。私が弦楽器のチューニングがマジで嫌すぎて、ずっーーーとチューナー使い続けてました。何とか手軽に習得出来る方法がないかと、日常生活に取り入れられるもので、いつでも出来るものないかなーと。
その結果、スマホの音叉アプリを合間時間に鳴らし続けるのを一ヶ月試して、チューナーなしで音を合わせられるようになりました。
今でも、耳鳴りで音叉が流れてるような感覚になります。

誰かに習っておらず、独学で書いてる記事なので、ぜひ三味線奏者様からご意見いただけますと幸いです。

それでは、素敵なゴッタンライフを。

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