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『アメトーーク』芸人ドラフト会議2024でパンサー向井がザキヤマの言葉に感涙した理由

2024年9月19日放送のテレビ朝日系列の番組『アメトーーク』芸人ドラフト会議2024の中で、アンタッチャブル・山崎弘也(ザキヤマ)はパンサー・向井慧を2位指名する。

なぜ向井を指名したのかと蛍原徹から質問され、ザキヤマは以下のように答えている。

「基本的にこの番組、私なにもやりたくないんで。ザッキーランドのある意味、本当のMCのは向井君なんですよ。それぐらい任せたい。本当に、良いところには立たせてもらってますけども、ある種、立ってるガヤみたいなね(笑)ガヤMC」

「それをやる意味でも、任せられるのは向井君。もちろんそのツッコミだ、追い込まれた時の笑いの能力みたいなのは凄いし。とにかく、相手を思いやる心

「最初、出てきた時に、やっぱりパンサーってワーキャーだったんで。なんか認められない、みたいな。アイツら人気だけだろ、みたいな。特にそんな中で向井君とかね、そういうところから戦ってこれだけ今ね、結果を残してるんで。辛い人の気持ちが分かるっていうか。だから、そういう優しさで」

「聞き上手っていうか、ラジオを聞いてても本当に人の話をね…」

ザキヤマがこう言いかけていた途中で、すべてを聞き終わる前に向井は感涙してしまう。なぜこの時、向井は泣いてしまったのか、その理由について、2024年9月24日放送のCBCラジオの番組『むかいの喋り方』の中で、向井は次のように語っていた(*1)。

心の琴線に触れたザキヤマの言葉

「2位で、『あれ?俺の名前…』ってなって。まず、その時点で凄い嬉しかったんですけど。まぁまぁでも、その場にいるし。なんかこうバラエティショーとしての理由なんだろうなぁとか思いつつ」

ザキヤマさんがその2位の指名理由をね、おっしゃられた時に結構ちゃんとおっしゃってくれたんですよ。向井君はこうじゃないかという。で、ザキヤマさんはもちろん『スクール革命』とか、『ロンハー』とかで共演 はあるんですが、そんなにガッツリ一緒にみたいなんで言うと、ないと思ってたので」

ザキヤマのことであるから、ふざけた理由なのかと思いきや、上述のように「ツッコミだ、追い込まれた時の笑いの能力みたいなのは凄いし。とにかく、相手を思いやる心」「ワーキャーでなかなか認められないところから戦ってこれだけ今ね、結果を残してるんで。辛い人の気持ちが分かるっていうか。だから、そういう優しさで」とまっとうな「向井の人物評」について語っていた。

「もう、『え…?』と。あのザキヤマさんが、いつもふざけてね、ボケたりしてるあのザキヤマさんが、凄くちゃんと褒めてくれてるってなった時に、僕の心の柔らかい場所。ここに…『夜空ノムコウ』で、キムタクが歌ってましたけど、あの場所、僕どこにあるかわかんなかったんですけど、あ、ここが僕の心の柔らかい場所なんだっていうところに、スンと入ったんすよ」

「そしたらもう、涙が止められなくなっていまして(笑)なんか気づいたら、ヤバイヤバイヤバイっていう感じはありましたよ。あ、泣く泣く…これ、このまま行ったら泣いちゃうって思ってましたけど(笑)」

「もう止められなくて。まぁ、こんなことあんだなぁと。やっぱまぁずっとね…こんなことを言うのもあれですけど、薄っすらこうコツコツやっていたら、なんかこういうことがたまに訪れるんだなぁというね

良かったぁみたいな。やっててよかったぁみたいなことがやっぱ訪れるんだなぁ、ということをね、感じましたんで。皆さんもね、コツコツ誰も見てねぇよなぁと思っていても、コツコツやっていきましょう、というお話でございました」

「お笑い」に対する向井の思い

ザキヤマの言葉の何が、最も向井の琴線に触れたのか。その点はやはりザキヤマが「パンサーってワーキャーだったんで。なんか認められない、みたいな。アイツら人気だけだろ、みたいな。特にそんな中で向井君とかね、そういうところから戦ってこれだけ今ね、結果を残してる」と認めた点であろう。

向井はかつて、2020年8月25日放送のテレビ東京系列の番組『あちこちオードリー』の中で鬱屈した「お笑い」への思いについて以下のように語っていた。

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