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麒麟・川島、「目の敵にされていた」千鳥・大悟と和解できるまでの約15年の歴史

千鳥・大悟と笑い飯との関係性は古く、西田幸治・哲夫がそれぞれ別のコンビだった時期、笑い飯結成前からの付き合いであるという。なぜ笑い飯と「師弟」のような関係性になったのかについて、大悟は2024年9月1日放送のカンテレの番組『マルコポロリ』の中で語っていた。

「僕が18歳の時ですかね(ノブより先に岡山から大阪に出てきて)、笑い飯がまだ別のコンビやった頃から、漫才をやってる素人の団体みたいな。そこにワシ、最初手伝いで照明とか、音響で一人で行って

「最初、哲夫さんが僕に握りっペしてきたんですよ。で、ワシが『やめぇ、臭い』とかじゃなくて、『いつまでそんなおもんないことやっとんねん』って言ったのを、哲夫さんが『面白い、お前は』ってなって。そっから仲良くなって」

「そこにノブが来て、『笑い飯って面白い人がいるから』って、そこでみんないっしょになったんですかね」

ちなみに、大悟に笑い飯を引き合わされたノブは「付き合うのやめぇ。この人らは売れん」と言ったのだという。そのインディーズライブ時代、千鳥・大悟と笑い飯・西田は麒麟・川島明と出会っている。

当時の様子について、川島は次のように語っている(*1)。

川島、大悟・西田との「最悪の出会い」

「マジで2年間、(大悟に)ずっと睨まれたよ。ホンマに大悟に言ったら、『もうエエって』って言うけど、睨まれた方は覚えてるんですよ。ずーっと睨まれてた。そもそも笑い飯と千鳥が、インディーズからずーっと一緒。そこに対抗して、俺らがスターみたいな感じで売れたの最初」

笑い飯と千鳥は仲良かった。で、僕らは全然違う、本部から来た感じ。まぁ、言うたらど真ん中から、ちゃんとオーディション受けて売れた。で、インディーズでオモロイけど、客がいないっていう、昨日、山から下りてきたぐらいのルックスの4人」

笑い飯、千鳥、麒麟は互いに同時期、baseよしもとで活動していた仲間(baseよしもとの2003年リニューアル時、新タレントプロデュース組に所属)であるが、その前は笑い飯・千鳥はインディーズライブを中心に活動をしており、麒麟はNSC卒業しているという違いがある。その点、川島は自分たちを「本部から来た感じ」と表現しているのだろう。

「で、共通の先輩を介して外で会って、マジで言い合いになって。新喜劇の清水さん(清水けんじ)、今やってる。(大悟・西田に)『スターが来ましたな』みたいに言われて。(川島が)『なんやコイツ、テレビ出てへんのに、えらい喋りますね』言うて

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