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ナイナイ、「吉本印天然素材」関係者で未だに関係修復ができていない総合演出・谷口秀一との確執

吉本印天然素材とナインティナインで言うと、振付師・夏まゆみとの確執がよく知られていることではないだろうか。

2001年11月24日放送のフジテレビ系の番組『めちゃ×2イケてるッ!』のモーニング娘。企画「岡村女子高等学校。」の中で、ナインティナインと夏まゆみは8年ぶりの再会を果たすことになり、吉本印天然素材のメンバー当時、ナインティナインの二人が夏まゆみに強く反発していたことが明らかとなった。

岡村隆史は、当時の様子を次のように語っている(*1)。

「ダンス、嫌がってる人たちをまとめて。大変やったと思うんですよ、夏先生は。そんな中で、一番こうなんかイキリ立ってたんが、我々2人やったなぁ思って。イキリ立ってたなぁなんて思って、こんなもん…ただただ、口答えしかしてなかったから、当時ホンマに」

「『ちゃんとやって!』って夏先生に言われて。でも、覚えられへんし、踊られへん。『なんでできないの?』って、『できないもんはできない』って。できる範囲での振り付けをしてくれてはったと思うんですけど」

「そんな中でも、なんか踊りたくないもんやから、なんかね、ちゃんとやってって言われて。なんでこんなことせなアカンねんって」

さらには、頑なだったナインティナインに夏まゆみは「私のために踊って」と言い、「お前のために踊ってるんちゃうぞ」と反論したナインティナインの二人の言葉についには泣いてしまうこともあった。

だが、こうした跳ねっ返りの強い若手芸人たちを必死に指導している姿を見ていて、評価していた人物がいる。それがつんくである。つんくがモーニング娘。の振り付けを夏まゆみに依頼した経緯について、矢部は次のように語っている(*2)。

「後につんくがモー娘の振り付けお願いする時に、夏先生に決めたのは、『もうあんな天素みたいなややこしいメンバーに教えてんねやから、こんな強い人いない』と思って、オファーしてんって、つんくが。元々、凄い先生やったのよね、ダンスのね」

夏まゆみと『めちゃイケ』での再会

ナインティナインは1994年に天然素材を脱退し、以後、夏まゆみと接点を持つことはなかった。だが、そこから8年の時を経て、『めちゃイケ』の企画ではあるものの、岡村・矢部の二人はようやく夏まゆみに謝罪をすることになる。そして、当時、モーニング娘。の振付を担当していたこともあり、岡村はモーニング娘。のコンサート乱入のため、再び夏まゆみにダンスの指導を受けることになる。

2023年6月、夏まゆみが亡くなると、岡村は当時のことを振り返った上で、「何回も言いますけど、本当感謝してます。今さら、そんなこと言われてもと思ってはるかもわからないですけれども。本当にありがとうございました、という気持ちです。ご冥福をね、お祈りしたいというふうに思います」と感謝の言葉を述べていた。

だが、ナインティナインと天然素材では、もう一つの「確執」が存在している。それは、総合演出の谷口秀一との関係性である。

谷口秀一との関係悪化の要因

谷口秀一とナインティナインの関係悪化の発端は、振付師・金谷かほりの退任であったという。そもそも金谷かほりとナインティナイン、特に岡村との関係は良好で岡村は「可愛がってもらっていた」という認識だった。

だが、金谷かほりが退任する際、谷口秀一が言い放った次のような一言が確執の発端だったという。

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