伊集院光、ノンスタ井上を「酷評」してから3年の時を経て「再評価」するに至った理由
2024年4月22日放送のTBSラジオ系の番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』で、伊集院がNON STYLE・井上裕介MCのテレビ東京の番組『あにレコTV』について語っていた(*1)。
「井上君はちゃんとした仕事をしてんだけど、なんつったらいいのかな。その声優さんの、女の子の可愛らしい声優さん然とした、俺は名前の区別つかないけど、声優さんがゲストに来て、ようこそお越しくださいました、みたいなことから始まるんだけど」
「それで、このアニメはどんなストーリーやねんってなるわけ(笑)で、そこから始まるのが、『なんとかワールドで選ばれた人だけが使える、かわい子ちゃんフラッシュみたいな魔法が、ある日発動したんです』みたいなことを言うと、『なんやねん、それ。なんとかフラッシュ、分からへんがな』っていう会話がずっと続くの」
『あにレコTV』の妙味
「それがもう、ツボはまっちゃって(笑)なんつうの、ファンタジーとバリバリの関西弁が交錯するのが面白いのと、井上君は本当に技を、元々そのべタなトークの進行の技を持ってるから、恐らくだけど、初めてそのアニメを見る子には分からないのに、その主役の子は一生懸命だから、かわい子ちゃんフラッシュのことをあんまり触れないまま行こうとするのを、1回、分からない立場で聞くことで引き出すっていう、凄い正しいことをしてんだけど」
ファンタジー要素の強い声優の話を、「バリバリの関西弁」の井上がMCとして聞きながらツッコむ。このミスマッチとも言えるやりとりが伊集院はお気に召したようで、「このファンタジーと、井上君ワールドの差が凄くて。俺もう多分、毎週見る(笑)」と発言していた。
こうした井上の「バラエティ番組での立ち振る舞い評」については、以前にも伊集院は行っており、2021年当時は否定的であった。
不要な「合いの手」でドヤ顔
2021年4月16日放送のフジテレビ系の番組『人志松本の酒のツマミになる話』の中で、お笑い芸人・伊集院光が、イラッとする芸人について語っていた。
ここから先は
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?