島田紳助、『TBSオールスター感謝祭』に君臨して芸人たちが恐怖していた存在

TBSで番組改編期である春・秋に毎年放送される『オールスター感謝祭』は、1991年10月にスタートして30年以上続いている。だが、第40回に島田紳助が芸能界を引退したことで総合司会は今田耕司に交代している。

紳助の司会時代を知る芸能人たちは、口々にその「恐怖」について語ることが多い。今回は、その一端について触れてみたいと思う。

東京03恫喝事件

島田紳助と『TBSオールスター感謝祭』のエピソードと言えば、東京03恫喝事件が代表的であり、これ抜きにして語れないだろう。

2009年秋の感謝祭で、紳助が東京03に詰め寄るシーンが放送され、ネットを中心に大きな話題となった。音声までは放送されてはいないが、周囲の目撃者によると、生放送前の「挨拶がなかった」ことで紳助が東京03に怒りを感じていたという。

後に明かされた事実だが、東京03は紳助への楽屋挨拶をしようとしたが、大勢の出演者がいたため、挨拶を躊躇っていたのだという。そこで、アンガールズ・田中卓志に「紳助さんに挨拶、行った方がいいかな」と相談したところ、「行かなくていいんじゃないですかね」と返されたため、行かなかったのだった。