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大好きですが、残念すぎるANA

ANA。正直、JALよりも好感を持っており、Diamondメンバーにもなったことがあります。日本の乗客だけでなく、アジアの乗客をとりこみ、ナリハネで乗り継いでもらえるように一生懸命です。

しかし、私が知る限り、1年以上前からANAマイレージクラブが問題になっているのに、今も何ら解決が図られていないことがあります。それは…

名前が23文字以上の人はお断り

です。

これは、インバウンドを取り込んでANAを頻繁に乗ってもらおう、そのためにAMCに入ってもらおうとは微塵も思っていないことの表れなのです。

なぜでしょうか?

ANAはメキシコシティに直行便を出しています。そして直行便ではありませんが、バルセロナやマドリッドへのお得な航空券もサイトで紹介されています。しかし、スペイン人、メキシコ人、ポルトガル人、イタリア人、そしてインド人などは、ANAマイレージクラブには入らなくて結構、ということなのです。

前述の国の人は、名前が2つ、名字も2つ、計4つでフルネームなのです。もちろん、パスポートもそのような表記です。ですから、ANAマイレージクラブへは登録ができません

一方で航空券はと言えば、それぞれの名前や名字のスペースを省き、くっつけて入力してください、とのことで入力ができます。もちろん、これができないのならスペインやメキシコからその国の人は誰も乗れなくなるわけです。パスポートと1文字でも違ったら乗れないのですから。

つまり、ANAで発券はするし、カウンターの係員の一存で名前がくっついていてもスペルが同じなら乗れるというのに、ANAマイレージクラブでは23文字以上あると登録さえさせないのです。

これって正常なことなのでしょうか。

さらに、ANAマイレージクラブでは、そんな人のために、名前や名字の一部をイニシャルにしてくださいと呼びかけています。ところが、イニシャルにするとオンラインチェックインができません。当然です。予約の名前と違うので、予約履歴にはAMCの番号を登録できないのです。

ではどうしてください、と言っているのか。

毎回、アプリなどを使わず搭乗し、さらに毎回毎回、事後登録をするように促されます。毎回です。しかも忘れたとかではなく、ちゃんとしたい搭乗客がそれをできない。

ANAさんは、いったいいつまでこの殿様商売のようなことを継続するのでしょうか。今回、1年以上何も変わっていないのかと大変幻滅してしまいました。

文字数の問題で言えば、プラスチックカードを希望する人は23文字、デジタルカードを希望する人は制限なしでいいのではないでしょうか。システムエンジニアにそれを伝えるだけで済むことを、頑なに拒否していることに、非常に違和感を覚えます。

ANAさん、せっかく日本に来て、日本で過ごしているインバウンドの人たちに旅行や在留者の一時帰国でANAさんを勧めているのですから、対応していただけないのであれば、航空会社のおすすめを変更します