世界遺産検定・マイスター試験〜番外編
世界遺産検定のマイスター試験よりも前に、実は1級の時からやっていた、自分なりの「勉強の環境設定」をちょっとだけ付け加えてお話ししておきます。人それぞれなので、あまり参考にならないかもしれませんが……。
私は現時点で、世界遺産大事典(上下巻)を各巻3冊ずつ購入(計6冊)しました。もう破産です。
ただ、そのうちの1セットは、きれいに保管しておきたかったので、それは購入してからずっと本棚に置いてあります。そして最初の試験の時に使った1セット。これは中にいっぱいマーカーを引きました(詳細は1級の勉強体験で後日書きます)。なんともカラフルなテキストができあがってしまいました。
そして、読み切れなかったために、中東のあたりとかアフリカの一部はまっさらになってたりします(←こういうところが雑)。
そしてもう1セットはどうするかと言えば、裁断して全てのページをA4にカラー拡大コピーをして、すべてをクリアファイルに収めました。これは、とある機会を通じて900ページ以上をA4にカラーコピーさせて頂いたので、実質無料でしたが、コンビニとかでやったらそれはそれで、もちろん破産します。
でも、大きい方が読みやすいでしょう。だからです。
当初は、全ページ読み尽くして覚えてやろうなどと無謀なことを考えていたので、まぁいいか……と思った投資でした。カラーコピーは「投資」してないんですが。
ここまでで、うちの棚は世界遺産の本だらけです。
「世界遺産ラボ 北海道支部」といってもいいほど。
もし私が今どこかで変死をして警察がやってきたら、あきらかにマニアっぽい、オタクっぽい部屋に映ること間違いなしなのです。
マイスターの勉強には、その拡大コピーの世界遺産条約の2ページを、ひたすら読みまくりました。飛行機や鉄道の移動ではiPadに入れて読む。家やホテルでは拡大コピーを読む。
その際に、
「この文面って、こう書いたら短くなるかなー」
とシャーペンで自分なりの短縮案を作って書き込んでみたり。
やれることは全部やろう、きっと皆さんも何か工夫をして勉強されているに違いないですよね。なぜか、マイスター試験の勉強を今まさにしている!というようなブログなどは全く発見できず、場所柄誰とも知り合うこともなく、ひとりで勉強しなければならなかったので、何でもやってやる!と思ったのもありました。
なので、今回無事に通って、心から安堵しているというのが本音です。
本は別に裁断せずとも拡大カラーコピーはできると思うので、是非お試しください。個人的には本当に読みやすくなって良かったなと思いました。
これは、1級の時もそうで、世界遺産大事典の世界遺産条約に関する章と、日本の遺産については完璧にしようと思ってよく読んでいました。結局"脳の容量"を超えてしまったため、完璧にはなりませんでしたが。
=世界遺産検定以外、世界遺産と関係のない本=
マイスター試験では、論述をしなければならないのですが、私は小論文を含めそんな文章を書いたことが一度もなかったのです。なので、まずは大学生や高校生がよく読むような、「小論文の書き方」「落とされない小論文」のような本を読んで、読み手の先生がどう感じているかを把握しました。何を書いても、自己満足で終わるようなものではいけないからです。
採点される方は、同じテーマの論述を無数に読まれるわけですから、どうすれば個性を際立たせるのか、そういう書き方をしてもいいのか、恥ずかしながらそんなことを情報として得ることができました。
さらに、「暗記法」というものや「東大生の暗記方法」のようなもの、山口真由さんが執筆された本を読みました。ホントに暗記ができなくて、覚えられなくて、ものすごく苦しんでいたので、そんなときにこういった本に手を出して、良かったと思っています。それらの本も全部は読んでいないんですが、ザッピングしてポイントを抽出しました。
一方で、世界遺産に関する本は、電子書籍で見つけて購入。世界遺産アカデミーの研究員宮澤光さんの著書や、世界遺産の真実、ダークツーリズム、富士山は泣いている、などなどそういった本にもざっと目を通しました。どの本も完読ではないのですが、やはり「へぇ〜」と思うことが多くて、勉強の一材料になったことは間違いないありません。
私の性格はちょっと雑です。本も完読せずザッピングで終わってしまったり、結局最後の2〜3日にかなり焦るということを繰り返しています。TOEICでも何でもそう。こういう性格は直したいのですが、直らない。
直したい。いい加減。いい歳なのに。