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最近のテレビ報道への倦怠感

最初はある程度「おもしろい!」と思われていたのかもしれないものの、どの局も同じようなことをやり始めると、視聴者がテレビそのものから離れていくということを、業界関係者はわかっていないのだと思います。だからこそ、SNSなどで批判が上がっても一切修正をしないのだと思います。

何のことでしょうか。

1、混雑期に若手アナウンサーが車に乗り、渋滞の中にわざわざ入って中継
2、夕方ニュースに特に多いが、訳のわからないヘッドラインを出す。あるいは、いきなり「〇〇だということです」と大まかすぎる結論から言い、何の事件や事故なのかわからないまま、ようやくVTRが始まると詳細を語り始める
3、意味のない「ネット上では…」のコメント紹介
4、災害時にヘルメットを被って報道する
5、暑いと必ず噴水であそぶ子供を映しだす
6、記者やアナウンサーが期待するコメントをとるために、選択肢のない質問やインタビューをする
7、同じ地域の地方局が16〜17時ごろから一斉に各地の情報番組を始める。そこには必ずタレントを使って食べ歩き、お散歩をさせている
8、スポーツ経験者からすると、試合直後にインタビューやコメントを求めるな、と思う

恐らくこれらの項目を細かく書かなくても、ご覧いただいている皆さんは何のことだかわかるでしょう。

テレビ局というのは、テレビ局が直接番組を作ることはほぼなく、番組制作会社にほとんど丸投げしています。CMもそうです。

そして、このような意見を書くと「まぁまぁ」「それぞれ独自色があっていいじゃない」というコメントを頂戴するのですが、独自色がないからこのような状況になっているのだと思います。

今、Z世代をはじめとした若者は、私の肌感覚からして、もう10年近く、「テレビさえ見ない」という人が増えています。日本のようにキー局があり、各道府県にそれぞれ民放テレビ局があるような古いスタイルはもういい加減に淘汰されていってもらいたいと思っています。