トロペアに恋をした女
私は今イタリアにいる。
イタリアのトロペアという小さな街にいる。
イタリアはブーツみたいな形をしているけどちょうどつま先部分のとがった所だ。
ざっくり南イタリアである。
トロペア滞在2日目の夜。
サンセットを見届けてホテルでゴロゴロしながらnoteを書いている。
私のこの記事は読んだことがあるだろうか。
私は時々街に恋をする。
1度目はスペインのアンダルシア
2度目は広島の尾道
3度目が今。イタリアのトロペア
今回のイタリア旅もとくに明確な目的はなかった。
スナックが終わったらスペインかイタリアを旅したいなと思っていて、でも円安だし航空券高いしで迷っていたけど最後はもう考えるのをやめて自分の好奇心の赴くままに行動してみた。
イタリアはなんとなく行ってみたいなとずっと思っていて、こじはるのポジターノに行ってきたツイートを見て、よし、私もポジターノに行こうと決めてやってきた。
念願のポジターノに行けたところまでは良かったけど(ポジターノはすごく良いところだったけど途中迷子になって歩けなくなる寸前まで街中の階段を駆け回った話は割愛する)
その後に軽い食中毒になって(多分ムール貝)ぼろぼろの体で7時間の長時間移動の末にトロペアの中心地から外れたなにもない宿に1泊して、
そこは本当にお店もないし人もいないしタクシーもバスもないし宿にWi-Fiもないしで、身動きが全くとれない、お店も行けない、ものすごく孤独にさいなまれて、大雨も降ってきて、イタリアに来たことを後悔するまでに弱気になった。(父親といっぱいLINEして家族に会いたくなった。。)
次の日なんとか宿の人に頼んでトロペアの中心地まで送ってもらったら、昨日の孤独感が嘘かのように素晴らしい街の景色に出会えた。
取り直したホテルは中心地からすぐのところで階段をたくさん登らないといけなかったけど、テラスからの景色が最高だった。
街を散歩したらどこを切り取っても絵になるような素晴らしい街並み。
一瞬で心が持っていかれた。
あぁ、この街に恋をしたんだなぁとわかった。
多分自分が好きな街には共通点がある
・海がある
・太陽の光が強い
・都会すぎず田舎すぎないこじんまりとした規模感
・花が咲いてる
・段々になってる
・街の人が優しい
なんとなく思いついたものを挙げてみた。
なんで旅が好きなんだろうと思ってたけど、
自分の足で色々なところへ行って色々な人や街に出会って時々恋をして、そういうのがたまらなく好きなんだろう。
イタリア旅の終わりまであと3日。
マキタの旅は続く。
お肉が食べたい