ランジャタイにハマってたら27歳になりました
いきなりですが、27歳になりました。
井上尚弥がPFP1位に選ばれたなか、27歳になりました。メルカリが東証グロース市場からプライム市場に移行し、円は1ドル134円を割り、マスクは付けなくても良さそうだが世論がそれを許さなそうな圧を感じるなか、オレは27歳になりました。
高校生のときだったか、「27クラブ」という言葉を知った。カート・コバーン,ジミヘン,ロバート・ジョンソン,ジム・モリソン,ジャニス・ジョプリン,エイミーワインハウス,そしてバスキアもそうか。天才たちが揃って27歳で臨終した総称であるのだが、高校生の頃のオレは教室の角で震えた。(やばい、27歳でオレも死ぬかも…)他の誰とも違うであろう自分の存在を信じていた。
そこから10年ほど経った今言えることは、きっとオレは死なない。若くして世の中をあっと言わす天賦の才を、あいにく持ち合わせていなかったのだ。ただ、全く悲観していない。最近よく思う
結局長く立ち続けたやつが勝つのではないか、と。
オレは既に尾崎豊よりも長く生きた。彼は紛れもなく最高で、天才で、カリスマだった。彼が費やしてきた10云年、同じ年数では無理かもしれんが、長くやれればやってやれんことはない。天才じゃないオレが出来ることは、他よりも目一杯時間をかけることなのである。そして、降りないことだ
今、M1で優勝した錦鯉やBGTで日本人初のゴールデンブザーを獲得したケイイチさん(49)に学べることは、ある。
博報堂のキーコンセプトに素晴らしい言葉を見つけた。
「正解より別解」
同意だ。今年に入って、一旦1-2ヶ月程度仕事をせず、京都や福岡をフラフラとしていた。ただ、好きなものに触れていくだけの時間を過ごしたわけだが、伝統工芸や食を通じて大変にドメスティックな方々とお話することができた。彼らは、世間ではなくご自身の問いとずっと闘っておられる。一見チューニングがズレているように思えるが、ふっとい芯がある。哲学がある。内に内にと考え続けて、かけてきた時間が血流となり、思想となり、言葉となっているのだ。外界、シャットダウン。満遍なく幅広い話ができる方にもリスペクトはあるが、それと対極にいるような方々である。
東京に来てから3年ほど経つが、どれだけまともで居られるか。だった。何も無いのに人だけは巻き込んでいたため、オレが転ければ皆んなが転けると思い込んでいた。喋ればバカがバレるかと思い、聞き手に徹した結果、ある程度仕事においてもヒアリングができるようになった。会社に属したことがないため、仕事のイロハも分からなかったが、「普通」っぽくなるために一所懸命だった。もちろん沢山ミスってきている。損害賠償が発生したり、プロジェクトを大転けさせたり、好きな子に仕事におけるモラルを疑われて疎遠になったり…一旦このくらいにしときます
多分どこかで疲れていたのだと思う。
だから、ドメスティック・ローカルな方々と出会えたのは幸運だった。オレももっと自身の内側に潜む美意識との対話を繰り返して、いわゆる世間とズレが生じていくかもしれないが、念入りにチューニングはせず、生きていくんだと決めた。そう決めたら心がスッと軽くなった。勝手に気負っていたものが多分下りた。自由の尺度を決めつけるのも、また自分だったのだなぁ(心に住まわせたみつを。)
まだまだこっから。
全然死ねんぞ、待っとけレジェンド。
目一杯自分を生きて、沢山ベットしていきます。
オレはまだ何も諦めてない
最後になりますが、昨年末SENOBIという会社をつくりました。
特別意気込んだわけではなく、会社という箱で好きな人たちと楽しいことできたらいいな〜くらいの温度感。それくらい自然体でいれるようにしたい
藤田さんと見城さんが「憂鬱でなければ仕事じゃない」
と言いますが、オレは嫌です。
憂鬱になる仕事なんてしたくないしさせたくない
オレがカッケーと思える会社を、
好きなやつらと創る。これは「浪漫」です
『愛の蒸留、ポップスの更新』をテーマに
変化を厭わず、無駄に気負わず、ご機嫌にやっていきます。
27歳の安東もどうぞよろしくお願いします!
(ナチュラルワインハマってるので、好きな方いたら是非飲み行きましょ〜!)
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