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フィリピンの不動産が狙い目の理由は、2050年まで続く「人口ボーナス」だった

フィリピン不動産への投資に注目が集まっていますが、これには、フィリピン不動産の価値がより高まるであろうさまざまな裏付けがあるからです。中でも最も重要な要因として考えられているのが、2050年まで続くとされるフィリピンの「人口ボーナス」です。


本記事では、フィリピン不動産の鍵を握る「人口ボーナス」について紹介します。

フィリピン経済の鍵を握る「人口ボーナス」とは

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フィリピンの経済に期待が高まる理由の1つとして挙げられるのが「人口ボーナス」です。しかし、人口ボーナスという言葉自体を聞いたことがない人も多いと思います。


人口ボーナスとは、総人口に占める労働者の割合が増加し、経済成長が促進されることを指します。つまり、国の人口の大半が労働と消費により国の経済を動かせるわけです。


その一方で、少子高齢化が進み、生産年齢人口の割合が減少することを「人口オーナス」といいます。労働者の減少とともに消費が滞り、経済がストップします。それにも関わらず社会保障にかかる金額は膨らみ、経済成長率はマイナスに転じます。


フィリピンは現在、この人口ボーナスの真っ只中にいます。つまり、働き手が多い、非常に勢いのある国なのです。ジェトロによる報告では、フィリピンの人口ボーナスは、東南アジアでも最も長い2062年まで続くと試算されています(参照)。今後40年以上もの間、人口ボーナスの恩恵を受ける国と考えられているのです。

人口ボーナスに関するフィリピンの今後の展望

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                           (画像の参照元

フィリピンの人口ボーナスを、もう少し詳しく見ていきましょう。


下記の図は、2019年のフィリピンの人口分布を示しています。若年層の割合が非常に多いことがわかるかと思います。

10~15年もしたら、この若年層が労働を開始するため、全人口に占める労働者の割合は非常に高くなります。また、この層が子どもを産み育てることで、さらに若者が増え、さらに労働者の割合が増えるという現象が起こります。


通常であれば、この人口ボーナスは、経済の発展とともに消失していきます。しかしフィリピンは、東南アジアでラオスに続いて2番目に高い特殊出生率を記録していることや、キリスト教による中絶の禁止、地域で子育てをする習慣などが重なり、人口ボーナスが例外的に長く続くと考えられているのです。

一方、少子高齢化が進む日本では、人口ピラミッドは、ひょうたん型やつぼ型を超え、逆三角形ともいえる形に近づいています。将来的に、労働人口が激減し、少ない労働者で高齢者を支える図式が、すぐそこの未来に待ち構えているのです。


これらのことを考えれば、日本だけを視野に入れるのではなく、世界を視野に入れざるを得ないことがお分かりいただけるかと思います。

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人口ボーナスの影響があまりない?フィリピンに潜む問題とは?

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これまで紹介してきたように、フィリピンでは現在、人口ボーナスの真っ只中です。人口ボーナス期は、労働力が豊富になるため経済成長が押し上げられるのが一般的です。実際フィリピンはここ数年間、毎年5~7%という高い経済成長率を記録してきました。


しかしながら一方で、これほどの好条件が整っている国であれば、もっと大きな成長を見せてもおかしくないという声もあります。つまり、フィリピンが人口ボーナスの恩恵をうまく生かし切れていないという指摘もあるのです。


その理由として、フィリピン国内の雇用機会が少ないことや、フィリピン独自の産業を持たないこと、明らかな格差社会、教育の質などが挙げられます。


しかも2020年は、新型コロナウイルスの影響により、フィリピンは世界で最長と言われるロックダウンを実施し、経済に大きなダメージを受けています。今後、フィリピンが経済を回復させていけるかどうかに、世界中から大きな注目が集まっているのです。


不動産に関しても、外国人による投げ売りが相次ぎ、これまで見せてきた急激な成長にストップをかけています。不動産に投資する場合には、これまで以上に慎重に行うことが求められます。

まとめ

本記事では、フィリピンの不動産産業を押し上げる大きな理由と考えられている「人口ボーナス」について紹介しました。フィリピンでは今後、労働人口がさらに増すことにより、経済を押し上げていくと考えられています。日本で起こった不動産バブルが、フィリピンで発生することも十分考えられるのです。


そのため、今からフィリピン不動産に関心を持つことは大きなチャンスを掴むことにつながるかもしれません。もしフィリピン不動産に興味がございましたら、ぜひ弊社までお気軽にお問い合わせください。


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