【問題】中国版GPS網こんな増えたの?!

【問題】中国が開発した測位衛星の稼働数が2018年に米国製を抜き、世界の3分の2の国の上空で最も多いことが明らかになった。
誤っているのは下記のうちどれか?

①測位衛星は米国の全地球測位システム(GPS)が先行し、欧州連合(EU)、ロシア、インド、日本も運用する。
②中国自ら主導する広域経済圏「一帯一路」の参加国(137カ国)に利用を強く促しており、うちアジアやアフリカなど100カ国で観測数が最大だった。
③中国の北斗は18年に一気に18基を打ち上げ、稼働は35基とGPSの31基を抜いた。ロシアは24基、EUは22基だった
④日本の「準天頂衛星」とインドの「IRNSS」の運用は日本以外の米国、アジアに複数配備されている。
⑤国連加盟国など195カ国の首都上空を見ると、130カ国で1日の最大観測数がGPSを上回った。

(問題はここまで)

答えはこちら





【答え】
④が誤り

【解説】
①は正しい
②は正しい
③は正しい
④日本の「準天頂衛星」とインドの「IRNSS」の運用は自国周辺に限定されている。
⑤は正しい


中国は海にしても空にしてもやりたい放題だ。北斗は今後もますます増え続けるに違いない。空のプラットフォーマーとでもいおうか。一方、日本は国内限定だ。日本がいかに扱いやすい国かがこのことからもわかる。中国はヒト、モノ、カネのうち、ヒトとモノの位置情報収集ができるためカネが手に入りやすくなる。今後は自動運転やIoTの需要が高まるが、ヒト、モノの動きが把握できれば需要のある先に意図的に中国のシステムを売り込み安くなる。世界中の人間が知らない間に、中国は着々と蜘蛛の巣をはっている。

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