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ジョウトロック【ポケモンカード】

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■■      環境評価     ■■

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現環境において、アルセウスVMAXのデッキが複数種類登場し始めたと供に、三神のレギュ落ちにより、れんげきテンタクルなどのような非Vタイプのデッキも台頭している環境であると言える。
また、ウィークガードエネルギーのレギュ落ちにより、1種類のタイプで戦う事が多いポケモンカードにおいて、ある一定のデッキを除いて、必ず不利なデッキが存在する事となる。

そして、ミュウVMAXデッキなどを筆頭に、後攻1Tや先行2T目から打点の高い攻撃を行う事ができ、うらこうさくや[ネオラントV]などから、[ボスの指令]をサーチされ、少ないターンで勝負が決まってしまう事もめずらしくない。

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■■   デッキの特徴と考察   ■■

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ver1 (2/11)
8K884x-tez3N8-c8Yc88
ver2 (2/12)
888c4x-6pPREC-x84G8J
ver2 (2/27)
gn6gnN-TN5z0Y-nL6NNg

今回のデッキではサイドを2-3-3で押し付けるデッキを思考した。
現在の環境において、比較的少ないリソースで出せるダメージラインは大体200ほどである。
2-3-3でサイドを取らせることで、相手に対して多くのリソースを要求し、勝利に必要なターンを長くさせる事で、こちらの勝利に近づけようといった発想である。

プランは非常にシンプルであり、アルセウスから、エーフィ or ブラッキーにエネルギー加速を行い、相手の攻撃を基本2回ずつ耐えながらダメージレースに勝利する、といった戦い方になる。
先にもあった通り、サイドプランは2-3-3で押し付けたいため、基本的にアルセウスの2体目は置いてはならない。
アルセウスはあくまで、盤面の構築とデッキ圧縮を目的とし、エーフィ or ブラッキーで戦っていく事となる。
弱点がそれぞれ、闘・悪・草のため、タイプ的な面で負ける事は少なく、また、[月と太陽のバッジ]を貼る事で、[ボスの指令]によるゲームエンドの可能性や、エネルギーがついたVMAX前のエーフィやブラッキーを狙われる事を少なくしている。

エネルギー枚数について、標準的なデッキより多く投入されている理由だが、2T目にトリニティノヴァを撃てるどうかで、勝率が大きく変わってくるため、合計14枚の採用となっている。
また、このデッキではエーフィVMAXをメインに戦い、相手のエネルギーをコントロールする事で盤面アドバンテージをより大きなものにしていき、相手のエネルギーが盤面から少なくなった際は、ブラッキーVMAXで戦う、といった流れになる。
その事から、最初に必要になる超エネルギーの枚数を多く投入している。
また、ジュラルドンVMAXとアルセウスを組み合わせたデッキ等と比較して、[ダブルターボエネルギー]が後半も腐る事がなく、エーフィとブラッキーどちらに対しても有用である。

【強み】
・サイドを2-3-3で押し付ける事ができ、そのうち2はアルセウスVSTARであるため、倒すのに時間がかかる。
・[月と太陽のバッジ]により、ボスの指令が使用できない場面が終始続き、後続の育成や、大きなダメージを負ったポケモンを安心して逃がす事ができる。
・弱点が散っているため、明確に不利なデッキが少なく、状況に応じてエーフィとブラッキーどちらで戦うべきか選ぶことができる。
・ベンチを多く展開する事がなく、三犬に対しては、3回攻撃されないと倒される事はない。

【弱み】
・[エーフィVMAX]の火力が相手依存になってしまうため、ムゲンダイナやミュウなど、エネルギーの要求数が低い、具体的には2エネ以内で高打点を出せる相手に対して弱い。
・初手から[頂への雪道]を貼られてしまうと、スターバースが使えず、理想の動きに到達できなくなってしまうだけでなく、ダークシグナルも使用できない。
・たねポケモンの数と、進化ポケモンの種類上、事故率がそれなりにあり、[博士の研究]や[マリィ]などを使わないと、先に進めない場面も多々ある。

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■■     デッキ構築     ■■

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【構成】
ポケモン:16
トレーナーズ:40
エネルギー:14

【採用カード】
○ アルセウスVSTAR*2 / アルセウスV*4
アルセウスVでスタートしたいため下を4枚。1度使ったあとは使用する事はほぼないため、上を2枚。進化のおこうとハイパーボールの数を増やす事で2T目に進化できない可能性を極限まで減らしている。

○エーフィVMAX *2 / エーフィV *2
トリニティノヴァの主なチャージ先でありこのデッキのメインアタッカー。
ダメージが相手依存なのは心もとないが、大体120-300までのダメージを期待できる。
枚数が多くても実際に使用するのは多くて3枚ずつのため、4枚目はいらない。2枚ずつにしても良いかもれしない。

○ブラッキーVAMX *2 / ブラッキーV *2
サブアタッカー兼ボスの指令。
ダメージは固定で160だが、ダブルターボエネルギーをつけている場合は140となってしまう。そのため、[ファッションモール]で[月と太陽のバッジ]を回収して、[こだわりベルト]を貼る事を視野に入れながら戦う事。

○月と太陽のバッジ *3
[ボスの指令]を許さない。
序盤にトリニティノヴァでエネルギーのついた[エーフィV]に貼りたい事から3枚投入だが、中盤、ダークシグナルを使用するために出した[ブラッキーV]や、ダメージを負ったVMAXなど、腐る場面は少ない。

○こだわりベルト *1
足りない打点の調整に使用。
このカードを貼る事で得られる打点は以下の通り。
●ダブルターボエネルギー無
トリニティノヴァ 230
ダイサイコ 30, 90, 150, 210, 270, 330
ダイアーク 190
●ダブルターボエネルギー有
トリニティノヴァ 210
ダイサイコ 10, 70, 130, 190, 250, 320
ダイサイコ 30, 90, 150, 210, 270, 330
※ダイサイコは効果ダメージのため、-20を計算しない。
ダイアーク 170

○クイックボール *4
2T目にトリニティノヴァを使えなければお話にならない。
序盤は[アルセウスV]や[エーフィV]、中盤以降は[ブラッキーV]を持ってくるカード。
終盤以降いらなくなるカードの為、[アルセウスV]を絡めて積極的にトラッシュしていきたい。

○ハイパーボール *4
コストは重いが必要に応じて、すべてのポケモンを持ってくることができる。注意したいのは、アルセウス以外のカードは、どこで使うかよく考えてトラッシュすること。

○しんかのおこう *3
2T目[アルセウスVSTAR]や、終盤の[ブラッキーVMAX]など、意外と使う場面が多い。
多く入っていても困らないカードだが、[クイックボール]や[ハイパーボール]に比べてると、優先度は落ちる。

○霧の水晶 *1
エーフィVの数を減らして、こちらを投入する事で、序盤の[アルセウスV]スタートの可能性を44%から50%に上げる事が出来る。
また、終盤にエネルギーが欲しい際のサーチ札となるため、非常に有用である。

○エネルギーつけかえ
逃げる際のエネルギー供給や、1Tでの[ダブルターボエネルギー]と合わせてVMAX起動を可能とする。

○ポケモンいれかえ *3
2T目に[ボスの指令]を使い、トリニティノヴァを撃ちつつサイドを2枚取る動きが理想ムーブのため、成功率を上げる上で必要なカードの1枚となる。
他にもダメージを負ったが、まだ最後のフィニッシャーとして残しておきたいVMAXを下げる場面などに使用。
枚数は要調整。

○あなけのヒモ *1
n+1枚目の[ポケモンいれかえ]
まえのポケモンをどかすグッズとして、1枚確保しておきたい。

○マリィ *4
ドローソース兼、相手の妨害札。
ただ、今の環境アルセウスVSTARやミュウVMAXの台頭により、妨害としての機能は低くなりつつある。
ハンドをトラッシュせずにドローを行えるのは魅力ではあるが、他のカードに変更する事もありえる。

○博士の研究 *2
ドローソース兼、ハンドのアルセウスをトラッシュするカード。
マリィの枚数を減らしてこちらを増やすのでも良い。

○冒険家の発見 *1
全てのポケモンがVで構成されているため、サポート権を使った、デメリットのないハイパーボール4個分となる。
しかし、デッキの構成上ポケモンの数が非常に少なく、序盤で使用しないと腐ってしまう。

○ボスの指令 *2
ダークシグナルがあるため数を減らしても良いと思いがちだが、このデッキの性質上打点が伸びにくく、3回以上かかって相手をしとめる事もままある。
また、序盤のトリニティノヴァを撃つ際に使用できると、非常に強い。

○ファッションモール *1
[月と太陽のバッジ]の張り替えに使用。
[こだわりベルト]をつけるために使用する事もあるが、前にいるポケモンに[月と太陽のバッジ]が貼られていても意味がないため、積極的に張り替えを行いたい。
また、トラッシュするくらいなら[アルセウスV]に一時的に貼っておく事で、後で使用できる可能性を作れる。
[頂への雪道]の台頭により、枚数を増やす事も視野に入れたい。

○崩れたスタジアム *1
こちらのデッキの性質上ベンチは展開する事はほぼないため、デメリットを一方的に相手に押し付ける事が出来る。
プレイングや環境によっては、[頂への雪道]との交換もあり得るかもしれない。

○ダブルターボエネルギー *4
万能エネルギー。
アルセウスはもちろん、エーフィとブラッキー、どのポケモンにつけても有用のため、積極的に引いていきたい。
ほぼ全てのポケモンの逃げるエネルギーの2のため、逃げる際にも活用できる。
ただ、打点が-20されてしまったり、ジュラルドンVMAXなど、特殊エネルギーをつける事でデメリットが発生してしまうデッキが存在するので、貼る際に必ず一考する事。

○超エネルギー *7 / 悪エネルギー *3
技を使用するのはエーフィがメインになるため、この様な比率にしている。
合計枚数が多い事については、序盤に来ない事がないようにしていきたいため。
比率や合計枚数は要調整。

【候補カード】
○ネオラントV
プレイしていて、「ネオラントVがあれば…」と思った事が良くあった。
しかし、デッキの性質上、投入する事で相手に大きなアドバンテージを取らせてしまう事になる。
たねポケモンの数も少ないため、スタートしてしまう可能性も高いため、見送り。

○ガラルフリーザー
環境登場した際のミルタンクの解答札。
他にも、サイドの調整などにもなるかもしれないが、スタートしてしまうリスクを考えると採用はしずらい。

○ふつうのつりざお
トラッシュに行ってしまったエーフィとブラッキーの回収や、エネルギーが足りない際にデッキに戻して再利用する事がきでる。

○すごいきずぐすり
[ダブルターボエネルギー]と噛みわせが良く、HPを120回復する事ができる。これにより、実質耐久を430まで上げる事が出来る。

○セイボリー
現環境には、うらこうさくやフュージョンシステム、エレキダイナモなど、ベンチを展開するデッキが非常に多く、強く使う事ができると、そのまま勝利まで持っていく事が出来る。

○とりつかい
主にハンドにサポートがない際のスターバースのサーチ先として使用。
また、n+1枚目のドローソースとしても有用。

○おおきなおまもり
限定的なメタに対して非常に有用なカード。
しかし、ポケモンの道具は既に多く投入されており、ポケモンの数自体も少ないため、現状採用には至らない。

○ふうせん
ほとんどポケモンが逃げるエネルギー2で構成されているため非常に有用。
しかし、ポケモンの道具は既に多く投入されており、ポケモンの数自体も少ないため、現状採用には至らない。

○トレーニングコート
なるべく貼りたくはないが、終盤エネルギーが足りないといった事がままある。デッキが圧縮されているため、エネルギーを素引きする事が難しい事や、[クイックボール][ハイパーボール]コストにしやすい事から、1枚投入している。
しかし、現環境において多くのこのカードが有用であるデッキが多く存在しするため、得策ではないようにも感じた。

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■■    環境デッキメタ    ■■
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【ミュウVMAX】
Tire GODらしい
絶対違うと思ってる

【ジュラルドン】
このデッキの元ネタ
考えてくれた人ありがとう

【はくばバドレックス】
エネルギーつかないし、多分しんどい
うそ、絶対しんどい

【れんげきウーラオス】
きょだいれんげきを2体でもらわないようにしよう!
多分エネルギーがじゃまになる

【れんげきカラマネロ】
エーフィがお荷物になる

【うらこうさくビート】
エーフィがお荷物になる

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■■     実践の学び     ■■
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【2月12日】
初の対人戦。
予想通りアルセウス系統のデッキに対しては強く、[ブラッキーVMAX]には非常に弱かった。
敗因として、[エーフィV]と[ブラッキーV]をVMAX前にダークシグナルで取られてしまう事や、エーフィの悪弱点を突かれてしまい、そのままテンポを取られて追いつく事が出来なかったなどが挙げられる。
対策として、ブラッキーとエーフィを同時に育てる事で、たいようのけいじを発動させつつ、ブラッキーを前にして戦う等が有用である。
そのためにも、安定してVMAXを育てる事を目的とし、[冒険家の発見]のピン刺しが有用の様に感じた。

また、相手のプレイングにもよるが、スターバースでサーチした[マリィ]や[博士の研究]が非常に強く打てる事が多く、マリガンした相手に対して後攻1T目のマリィが強力であった。

スターバースのサーチ択として、[こだわりベルト][ターボエネルギー][ポケモンいれかえ][マリィ][博士の研究][ボスの指令][あなぬけのヒモ]などがあった。
特に[こだわりベルト]をサーチする場面が非常に多く、サイドを2枚取りつつ、後続を育成する事が盤面を作ると、勝率を大きく上げる事ができた。
現環境において、HPが210以下のVポケモンを前に出すのは、得策ではない様に思える。

最後に、このデッキを相手した際の感想だが、[月と太陽のバッジ]が貼られていない[エーフィV][ブラッキーV]は非常に狩りやすく、サイドを2-2-3で取られるなども、致命傷になりうる様に感じた。



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