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コミュ障の戦
初対面の人には床を見て挨拶をする。
そんな人間が今noteを書いたり、YouTubeチャンネルを持ったり、知らない人だらけのサマーキャンプに参加したり、ディベート大会に出場したり、構想の段階ではありますがコミュニティの立ち上げまでするようになったきっかけをお話しします。
この記事は一番原点となるきっかけをお話しして、現在の自分も含めて
人前で話すのが苦手な方へのエールとなれればと思います。
両親曰く、私はずっと人見知りの性格だったらしいです。物心がついたときからは自分もそういう特性だと思い続けていました。
私は帰国子女の中でもかなり特殊な小学校時代を送りました。生まれは日本ですが、5歳の時から海外にいたことから、かなり日本語が拙かったです。家では日本語を喋ってはいたものの、学校は英語だったので、文化だったり価値観や友達などの社会面においても勉強面でも全て英語でした。
そして休日はスポーツの練習や大会、お友達の誕生日会、お泊り会など予定が沢山あるので、補習校(海外に住む日本人が行く日本のカリキュラムを平日できない代わりに週末に詰め込むところ)には通っていませんでした。
(ここだけ聞くとめっちゃ交友関係広いタイプに聞こえますが、実際は同じ人とすごく仲良くするだけなので、全く外向的ではないです)
特に勉強面を心配した親は私をダブルスクールにしてくれました。その形もかなり特殊で、海外の夏休みは長い(平均2か月、長いところは約3か月)というところを活かし、夏休みの間だけ日本の学校に通っていました。
こんなことできるのかと思いますよね。自分も大変びっくりしました。
諸事情はわかりませんが、親が自治体に直談判をしたと聞きました。
てな訳で自分は学校で夏休みが始まると日本に爆速で帰ってきて、いきなり学校に突撃し、3週間ほど過ごしてから、日本の学校が夏休みになると自分も夏休みになるっていう少し不思議な夏を毎年過ごしていました。
そこでは今もなぜかはわかりませんが、私の小学校では転校生は
全校生徒が揃う集会で初日に毎回自己紹介をさせられました。
名前、学年、住んでいた地域または国の3つの項目を要求されました。
今思えばたったの10秒でも当時は5分くらい喋っていた感覚です。
私は日本の学校に行って友達と喋るのは楽しみでしたが、毎回この地獄があると思うと初日の登校日はなかなか行く気になれませんでした。
でも意外と喋り終わった後は達成感がありました。
それは事実を述べていることから失敗することはないので当然ですが、自分にとっては言葉を発することに抵抗があったため、口から言葉が出るだけで自分凄いと思っていました。
今振り返ってみるとこの出来事が全ての原動力や活力の源だと思います。
ほとんど台本のような自己紹介が人前でしゃべれるようにはならないと思うかもしれませんが、そんなことはないです。
「事実をただ説明して、自己紹介する」と捉えることもできますが、
「全校生徒にみられる前で自分のことを明かす」と捉えることもできます。
どんなに短かろうと、人が少なかろうと、内容がすっからかんでも、
人前で喋るのは立派なパブリックスピーキングです。
何もすごくなくていいんです。小さなことからはじめてみてほしいです。
でも、もちろん簡単じゃないですよね。自分も言語化すると簡単に聞こえるけど実際そうじゃないって思っていたし、今もそう思っています。
「何から始めればいいかわからない」という人向けに簡単にできる自信の付け方(主に高校生向け)で何個か思いつく限りあげてみます。
ちょっとした自信の付け方
1. 毎朝学校に登校した時にクラスの人(あまり話したことのない)に「おはよう」って自分から声をかけてみる
2. 普段あまり話さないような人(年の離れた先輩)に進路相談をしてみる
3. 学校でグループワークの時に発言してみる/発表者に立候補してみる
4. noteで最近あったちょっとした面白い話を記事にして発信してみる
5. この記事のコメント欄で何か自分(筆者)とコミュニケーションをとる
最初からすごいことをしなきゃって思わなくていいんです。
自分を根本から変える必要もない。
今も自分は喋る時当たり前に緊張するし、もちろん声も震える。
でも、それは悪いことじゃない。
自分を個性を殺してまで変えなきゃないことはない。
ありのままの自分を受け入れつつ、一緒にチャレンジしてみませんか?
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