最近知った日本の裏の顔
私は国際的に目を向けていたこともあり、様々な文献で色んな国の政治状況、貧困率、女性差別の現状を把握していました。それはもちろん日本のことを全てわかりきったと思い込んでいたからです。
でも現実を知ったことで文字の限界を知ることとなりました。
高校1年生の時、ニュースで「こどもの7人に1人が貧困状態」にあるとみて衝撃を受けたました。食べられないとかは発展途上国の問題で日本でそんなことがある訳がないと疑いすらしました。でも疑うだけはさすがにダサい。
そんな自分を納得させるために本当にそんな現状があるのか確かめてみるためにこども食堂へボランティアに行きました。すると、それが嘘偽りのない完璧にノンフィクションで現代の日本で存在していることを知りました。
ニーズは本当に様々で毎回くる方もいればたまに来る方もいます
・経済的な理由のみ
・こどもに普段は忙しくて作れない美味しいごはんを食べさせたい
・家事の負担を減らしたい
特に最後の家事の負担を減らしたいに関しては必要ないじゃんって思うかもしれません。自分も少しそう思ってしまった瞬間もあります。
しかし、その裏には一人一人に背景があります。
ニュースを見る、本を読むだけではダメ。
そこには綺麗に整理されたデータはあるかもしれない。
でも世の中は常に実際に体験することでしか学べないこともあるということを身をもって初めて経験しました。
一度自分の知らない世界を経験すると、他にも疑問がどんどん生まれる。
自分の場合は
・貧困ってどうやって誕生したのか
・日本の貧困率は過去はどうだったのか
・他の先進国の現状はどうなのだろうか
・貧困はなぜ連鎖するのか
・貧困はどこが一番の問題点なのだろうか
特に最後の質問について深堀りすると、体験の格差っていう結論に至った。
家での家事・介護の手伝い、兄弟の面倒を見ることが発生しやすいなどの金銭的制約に加えて、時間的制約の観点からから
・塾に通えない
・部活に入れない/大会に出られない
・友達と遊びに行けない
・バレンタインでお菓子交換できない
という面もある。
ちょっとしたことにも見えるかもしれないが、社会面において欠けると社会と切り離されたとも言い換えられる。
でもこれは文として存在することはかなりレア。
人間にはもちろん限界はある。
自分にはまだ見えていない世界はきっとたくさん存在するし、貧困だっていくら調べたとしてもほんの一部分しか見えていないであろう。
ここで私が至った結論は、誰も学び終わることは決してない。
テレビで解説する専門家の方もわからないことだらけ。その解説は全体像がはっきりしてる中の一部分を切り取っているのではなく、わからないことだらけだからこそ、そこを追及して今わかっている現状を解説している。
私は自分にはまだ知らない世界がある「無知の知」を身をもって体験することが「本当の学び」だと感じた。
そして人生は学び直しの連続だから楽しいと知った。
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