Redmine.Japanに参加してみた

今日はRedmine.Japanに参加を行いました。会場がA会場とB会場とありましたので、私が気になった講演の記事のみになります。内容に関しては偏っている可能性があります。

サイトは以下の通り。

タイムテーブルは以下の通り。

基調講演1 Rubyにみる分散開発OSSコミュニティ

講演者はまつもとゆきひろさんです。Rubyのパパのお方です。OSS開発のソーシャルコーディングのやり方について。大切なことは以下の通り。

方向性と哲学の定義…「良いソフトを提供したい」この「良い」の定義が必要。プロダクトオーナが大事。コミュニティは良いの定義とその背景の哲学を定義する。

ツールによる支援…自由にコミットができる。フロッピーにRubyのソフトを入れていた!?イシュー管理は「Redmine」を使っている。いろいろなところに情報が分散するとわからなくなる=ポケット1つの原則。イシューをベースに管理。開発者の最大の敵は「大事なこと」を忘れる。発散した議論のサマリー、一つのチケットに100コメントもあるのでフロー→ストック変換を実施。Ruby開発ではWikiがうまく使いこなせていない。ソースはgit。意思決定はRedmineを中心に置く。あれ?これ、うちの…。

コンフリクトはどうするの?…気にしない。大事なのはコードより知見。まつもとさんが書いたコードで残っているコードはRubyは1割に満たない。いいものは取り込む。知見だけ取り込んで捨てることも大切。

招待講演 次期バージョン Redmine 4.2 の注目新機能

講演者は前田剛さんです。「Redmineのコミッター」でRedmineの神様。今回はRedmine4.2で導入される新機能の紹介。新しい大きなバージョンアップは1年に一回ぐらい。今年出るかな?私が気になる機能は以下でした。

二要素認証が入る…ワンタイムパスワードでの認証ができるようになる。

チケットがクローズできない場合の理由の表示…これ微妙に欲しい。

Redmicaの次版は11月にリリース!!!!

ロケーションフリー開発環境の実現~Redmineと仮想開発環境による~

講演者は金子博さんです。東芝のredmie環境についてのお話。ソフトウェア技術センターに勤めておられ、ソフトウェアエンジニアリングツールの開発を行っておられた。今は社内のコンサルみたいなことをされている。

開発において属人化が進んでおり、デジタルデータのアナログ管理が進んでしまっていた。また、口頭指示だったら記憶だよりだったりする。プロセス改善においても壁が存在する。

4つの視点で対処
①開発資産・環境の整備
②プロジェクト管理の改善
③テスト効率化
④開発プロセスの自動化

Redmineを使ったクラウド型の運用で東芝グループ全体で状況が整理できるようになっている。

教育の実施
コーディング技術の向上
バグ修正プロセスの改善→ここでRedmineを活用 PMO組織
アーキテクチャの改善
仮想実行環境の構築→ここではdocker

Redushでグラフ化。これをやりたいなぁ…。

Ranorex
テスト管理ツール(東芝製)
合否判定→テスト実行履歴→テスト実行時刻などをチケットに自動登録。

面倒なことは自動化!

地ならしがやはり大事なんだなぁっというのと協力者が必要なんだなぁ…。

なんでRedmineなの? ~コミュニティの歴史と、これからのご提案〜

講演者はyukiaさん。詳細は以下を見ていただければと思います。

ここでは私の感想を…いろいろとトラブルがありましたけど、やはり安定して聞けるyukiaさんの発表。落ち着き感がすごく、聞きやすい。

Redmine使いやRedmine好きーな人はRedmineという言葉を使って抽象化して説明しやすい。ワークフローをRedmineの型に当てはまると決めていかないといけないことが理解しやすく、管理者の皆様、初心者にもっと使ってほしい。

今と昔を繋げるような場作り!それが「RedmineFreeSalon」
過去、うまくいかなかったことがあったけど、若さで頑張る!

redmineと出会う前と出会ってからの7年 そしてこれから

講演者は我らがredmineエバンジェリストの門屋浩文さん。予防型PMO。資料はこちら

伝えたいこと
①経験から役立つ内容があれば活用してほしい。(PMOとしての観点から)
②世の中のプロジェクトマネージメント力を向上させたい。
③相談できる仲間がいる

PMOの役割。「標準化」と「共通の促進」
①支援型
②コントロール型
③指揮型
④予防型→造語

2014年ぐらいRedmineを活用し、支援型→予防型PMOに変化。
どれも中途半端。プロジェクトの全容がわからない。

わがままをバランスよく対応することがPMBOKの神髄

Redmineの導入。AWSに構築されている。いいなぁ…。

Redmineエバンジェリストは死ぬまでやる!

今回も内容が濃かった!

事例紹介(NTTコムウェア )
Redmineで実現する高品質なシステムの開発と運用

講演者は堀部壮彦さん。アジャイル開発をやっておられる。

CW版Redmineプラグインを開発。

プロセス
ツール
製品中間製品品質の測定評価改善→定量化が必要。

定量的管理の効果→2倍効果がでている!

Project Management Support Tool でデータを定量化して、活用して、次のプロジェクトに繋げている。

Redmineは国内コミュニティが活発!日本語ドキュメントが多い!だからRedmine選んだ。

開発ポリシー
Made to last
Redmineの本体を即時バージョンアップが可能なようにプラグイン等も極力使わないような開発。

ある工場 と Redmine

講演者はKohei Nakamuraさん。工場の情シスの人!まずは配信方法が凄すぎる!PinPを個人で準備するような配信…配信方法へのポテンシャルが高い!

Redmineと出会って、別れての人生

別れたら…
Redmineがないと仕事ができない体に!入社3日目でRedmineを用意!

NotesをやめてRedmineへ

画像とかファイルはあげないようにして爆速。

最新のRedmineが最高のRedmine!

Redmineは安定性が素晴らしい。将来性も問題ない。クラウドのサービスは吹っ飛んだ時にどうなるのだろうか?不安。でも、Remineはソースあるから大丈夫。デバイスフリー。オープンソース。

社内で唯一のredmine運用のため番号で会話が可能!

個人の資産を会社の資産にしました!

過去の自分で未来を救う!
→これ本当の名言だと思う。Redmine使っててすごく感じる。

Redmine好きな人はTwitterが好き!ハッシュタグにredmineを入れたら仲間がわいてくる!

My Redmine Gen.2 を支えるインフラストラクチャー

事例紹介(ファーエンドテクノロジー)
ビデオによる紹介。ファーエンドさんの吉岡さん。

ファーエンドさんがどのように活動しているかが前半。
AWSでの構築とDockerでの運用。

パネルディスカッション
テレワークでチャットとRedmineをどのように使い分けるか

モデレータ:岩崎さん
パネラー:楠川さん、斎藤さん
の三人でのパネルディスカッション。

・チャット(Teamsが伸びている)は相談。短時間系。
・Redmineは課題管理。長時間系。

Redmineを使っている人の方がリモートへの適応が早い。

フロー情報→チャット
ストック情報→Redmine

情報管理のイメージがついているからリモートしやすい?昔はメールがよかったが、どんどん時代が変わってきていてメールよりもチケットで後から見ることで振り返ることができ、後の人に繋げていける。

チャットでは結論を出さない。チケットに記載する。チャットには議論はするけど、結論に至るまでの経緯はチケットにまとめる。チケットで明記することで公式見解とする。

チャットやメールで書いていてチケットがめんどくさいという人には?
ストック情報の価値に気づいてもらう。会議は議事録、チャットでの結果はチケットを切る。

パネルディスカッション
なぜRedmineによるタスク管理が失敗するか

モデレータ:まつたにさん
パネラー:りょうまさん、ぼうこばさん
の三人でのパネルディスカッション。

Redmineはタスク管理がメイン?90%以上
うまくいかなかったことがある?90%以上
→Redmineがダメ?

失敗要因として考えられることを分析→失敗事象が列挙されているだけなので、もう少し深堀が必要。完了できていないチケットが増えてきている…これ、悩んでるんだよなぁー。

開発プロセスに沿ってチケットをきっているのか?
→これでチケットが残っているのはおかしい。開発プロセスとの親和性が大丈夫か?

ルールを決める。
連絡はRedmineでないとだめ。Doの形式でチケットをふる。担当者と期日を入れる。

マイルストーン用のチケットを作る。
チケットの棚卸を実装する。
普段から使える情報はwikiを活用する。スクリーンショットで写真を使って、提供できるようにしている。

活動タブを活用する。入力しても見てもらえないを救うために活動タブをチェックして動きを確認する。

合意形成が必要。

利用者にメリットがあるように活用し、それをコツコツ実施することが重要

誰も合いの手がないチケットは寂しい。

基調講演2 withコロナ時代のアジャイルとコミュニケーション 〜効果的な場作りとツール〜

講演者は平鍋健児さん。アジャイル開発の第一人者。なかなか深くてメモを書きながらだったら話が追い付かなかったので…。

「場」の話。場の概念がScrumの元。

コンティニアスチームビルディングが必要。

いまここ。が大切。

Redmineコミュニティの活動報告と今後の抱負

講演者はあきぴーさん。

これまでの振り返り。歴史があるのだなぁっと理解。Jaxaの話や気象庁の話はもう一度聞きたかったなぁ…。それと、全文検索は赤羽さんの

スタッフの皆様素晴らしいイベントをありがとうございました。

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